採点競技は陰謀論と仲良くなりたくないなら、その採点の根拠を明白にするべきではありませんか?
何が原因で減点されたのか、それがはっきりとわかれば改善していけるように努力できるはずだし、少なくとも努力の方向性が見えない状態よりは良いと思います。
それはもう、選手やコーチがジャッジに尋ねる権利があるかないかの問題ではなくて、ジャッジが必ずそれを最初から開示するようにはできないものでしょうか。
そして、ジャッジをジャッジするシステムがあれば、不正や贔屓、ナショナルバイアスやホームアドバンテージといったものから遠ざけられるのでは?
もともと、現在のアスリートがしていることは、ジャッジ自身にはできないことであることのほうが多いのです。
ジャッジがその難しさを我が身で感じることができないのに、難易度の高さやその出来を評価すること自体に無理があるように思うのです。
ならばせめて、その採点の根拠を示さないと。
フィギュアスケートなら、回転不足やエッジエラーも含めて、GOEやPCSを「何故この点数にしたのか」ジャッジが自分で説明できなければおかしいでしょう?
体操なら、どの技のときにどれだけ減点されたのか、着地なのか空中姿勢なのかわかるようにはできないものでしょうか。
ビデオのスロー再生、多方向からのカメラ、そういったものを駆使すればもっといい採点ができるはずだし、より良い採点方法にしていくことが競技を盛り上げることにもつながると思います。
フィギュアスケートは、ソルトレイクオリンピックのときに採点に不正があったとか。
体操は、朝日生命所属の選手が高めに採点されていたとか。
ことの真偽はどうあれ、そのような疑惑が噴出することの原因の一つが、「採点の根拠が示されていない」からなのだとしたら、今すぐそこは改善すべきなのでは?
ジャッジの方たちは、ご自身が正しい採点をしているという自負があるなら、喜んでその採点の根拠を示してくださることでしょう。
競技のより良い発展のために、ジャッジもきっと協力したいと望んでいるはずですよね。
そういう方向へと進むことを願っています。
読んでくださった方がいらっしゃるなら。
ありがとうこざいました。