1と2(2)
1と2(2)
1と3(2)→2と3(2)
2と4(3)
2と5(4)→2と4(2)
何の数字でしょう?
羽生くんのファンの方たちには、ピンとくるかもしれませんね。
ソチオリンピックシーズンからの、羽生くんがプロに入れたクワドの数と種類です。
ソチで金メダルを取ったとき、SPで1本、フリーで2本、2種類のクワドでした。
翌シーズン、フリーで3本にする予定が初戦の衝突で回避して2本のままになりました。
2015年、満を持してフリーで3本入れます。それだけではなくて、SPでもシーズン半ばから2本入れました。
NHK杯、GPFと続けて世界記録を更新します。
330.43は抜かれることがないまま、合計ポイントの世界記録として残りました。
2016年、世界初の4Loに成功します。
SPで2本、フリーで4本、3種類のクワドでした。
フリーで世界記録を更新してます。
ちなみに、国別対抗戦ではフリーでそれ以上のことに挑戦してました。
2017年、SPで世界記録を更新しました。
4Lzを入れて、フリーで5本、4種類のクワド…の予定が、怪我でオリンピックではフリーで4本、2種類にしてます。
ざっと、2回目のオリンピック金メダルまでの、羽生くんの高難度ジャンプの増え方を見てみましたが、どう思いますか?
ソチオリンピックで金メダルを取った直後に、スケート関係者に「羽生選手が連覇に向けてクワドをSP、フリー合わせて何本入れてくるか?」と予測してもらったとしたら。
誰か正解したでしょうか…
予想その1:「そのまま3本じゃないか?」
予想その2:「いや、4本入れてくるだろう」
予想その3:「5本入れてくるかもしれない」
反論:「人間がやることなんだ、フィクションじゃあるまいし」
……………くらいでしょうか?
まさか、それより多くを予想はしてなかったでしょうね。
金メダリストです。
世界記録保持者です。
普通、守りに入るというか、現状維持で充分と考えるでしょう。
しかし、途中怪我などで回避したことはあっても、常にレベルアップすることを考えていたのではありませんか?
今シーズンの結果を踏まえて、4Aも跳びたいとかトウ系クワドも入れたいとか言ってましたが、怪我などがなく全て順調にいってたら、平昌オリンピックで全クワド達成したかったのかもしれませんね。
こんなふうに、金メダリストが競技のレベルアップをしているから、フィギュアスケートへの関心が高まっているんです。
金メダリスト以外の選手がレベルアップするのは、次のオリンピックで金メダルを取るためにしていることで、どの競技でも当然のことでしょう。
羽生くんがいてこその盛り上がりなのです。
もっとそれを理解して大切にして欲しいものです。
読んでくださった方がいらっしゃるなら。
ありがとうこざいました。