昨日は、羽生くんを可愛い❤️と言っているだけのブログに、コメントやいいねをいただきまして、ありがとうこざいました。

まあ、たぶん皆さまも同じような気持ちだったのでしょうね。

今日は少し真面目な話をします。

羽生くんのことを知れば知るほど、その視野の広さに驚きませんか?

人間、生まれたばかりの赤ちゃんのときには、自分のことしかわかりませんよね。
自分がお腹すいた、眠たい、暑い、寒い、そういう感覚だけでしょう。

だんだんと、周囲の人たちのことを認識するようになったら、自分を大切にしてくれる人に懐いたり、それ以外の相手だと人見知りしたりする…

しゃべれるようになって、物心つくようになって、家族以外の相手とも交流していくようになります。それでも、小学生くらいだとまだ「家族、学校、親戚、塾やお稽古ごと、スポーツ仲間」までが知っている範囲でしょう。

知識や情報を得ても、身近ではない相手のことについて、どこまで親身になって考えられるかは個人差が出てきます。

遠い国での戦乱や難民のことに胸を痛めても、身近な人の苦しむ姿のほうに心を寄せて「何か力になりたい」と思うものでしょう。

しかしそれで、成長して大人として認められて、しかも「影響力がある人物」として見られたときに、同じような態度でいる人と。
自分の周囲ではない相手にまで、広く思いやりをもった言動ができる人とでは。
もってもらえる敬意に差が出て当然なのではありませんか?

自分の周囲の人たち、組織内部の同じ派閥の中しか考えてない人もいます。
その組織の外からどのように見られているか、考えてないような人です。

そういう人が、広い視野で物事を考えてそれを言動に表せる相手に対して、その影響力を削ぎたいと思っても。
自分も同じように尊敬されたいと思っても。

視野に入れるものが変わらないままでは、その尊敬は「尊敬してま〜す」とお追従で言ってもらうだけのことでしょう。

羽生くんが憧れているプルシェンコさんは、ロシアのスケート界や自身の教え子たちだけでなく、フィギュアスケートの競技の未来を考えているように思います。

そんなふうに、「自身の属するグループ」だけではない範囲の相手にまで思いを馳せているから、羽生くんはじめ数多くのスケーターから尊敬されているのではありませんか?

羽生くんも、そういう道を歩んでいきたいように見えます。

競技のこと、スポーツのあり方、被災地支援、そういったことを考えている人のことを。
狭い範囲の、組織内部の派閥の論理でしか考えられない人が。
「その影響力を削ぎたい」と思っても、無駄なことです。

卑劣な手段で貶めようとしても、心から尊敬されている人は揺らぎません。そしてその揺るぎなさで、さらに多くの人からの敬意を得るでしょう。

なので……………

「尊敬されるようになりたいです〜」とか言う人は、まず、自身の視野を広げてくださいね!

読んでくださった方がいらっしゃるなら。

ありがとうこざいました。