もう、昨年の話になりますが、羽生くんがオリンピック連覇してからのことで、私が「これこそ望んでいた理想的なアスリート応援」と思ったのが…
羽生くんのグッズ販売と、そこからの被災地支援です。
私は京都高島屋の羽生結弦展しか行けませんでしたが、仙台の凱旋パレードでも、CWWでも、それぞれグッズ販売してましたよね。しかも通販までありました。
現地に行けなくても購入できること。
それが、羽生くんへの応援と、被災地への支援になること。
これこそ望んでいた理想的なアスリート応援なんです。
タイガースファン以外にはあまり知られてないかもしれないけど、現役時代の赤星憲広さんが、シーズンに成功した盗塁の数だけ車椅子を寄付してました。
他にも、恵まれない子どもたちを支援していた選手や、病気の子どもを励ましたりする選手もいました。
そういう活動は素晴らしいものだと思うと同時に、それを選手個人の活動に留めずにシステム化できれば良いのにと考えてました。
東日本大震災のあとは、なおのことその思いが強くなりました。
プロ野球の試合では、選手たちが募金箱を持って呼びかけていたこともあります。
Jリーグや他のスポーツではどのくらいそういったことが行われていたのか、私にはわかりませんが。
募金に協力するとか、選手個人が支援するというものは、いつまで続けられるのかわからないものです。
支援してくれた選手が引退したら?
怪我や成績低迷で契約金が減ったら?
それでもその人に、続けて支援してくださいなんて言えませんよね。
でも、これがもし、プロ野球なら球団が販売している選手のグッズなどに「○○を支援する分の寄付金が加算されています」と最初からラベルに書いてあったらどうでしょうか。
この○○には、地元の災害だったり、恵まれない子どもたちだったり、難病の人たちだったり、色々なケースがあってもいいと思うんです。
そうやって、グッズ販売して支援できるとしたら、選手も支援される人も、そしてそのファンの人たちも嬉しいのではないでしょうか。
選手の成績が良くないときにも、「グッズを買って、選手と○○を応援する!」とファンが支援してくれたら、選手にとっても励みになるし。
支援された人たちが、選手とそのファンに感謝して、いずれ支援する側になることもあるかもしれませんね。
そういう感じに、スポーツをする人と、観戦する人とが手を携えて何かの役に立つのだとしたら。
私にはそれは、理想的なスポーツのあり方に近づくことのように思います。
羽生くんへの応援が、羽生くんのグッズ購入が、被災地支援につながったのです。
これを機に、特に大きな金額を動かすことが可能なプロスポーツでは、社会への還元をシステム化することに関心を持っていって欲しいものです。
(私が知らないだけで、すでにそういった活動が行われているのだったら、ご存知の方は教えてくださいね)
何しろ、フィギュアスケートはお金がかかる競技なのに、収入を増やすのは大変なことです。
白岩優奈選手のように、GPSに派遣されるようなスケーターでさえ、競技を続けるためにクラウドファンディングしていたくらいなのです。
スケーターで、寄付する側に回れる選手はごく僅かです。羽生くんが突出した実績と人気を得たからこそ、できたことなのです。
(まあ、ファンとしては、全部を寄付してしまわないで、自分の明るい未来のためにもうちょっととっておいて欲しいなとは思いますが。
でも、いざとなれば、羽生くんが何かをすることに必要としてるなら、クラウドファンディングすれば資金は集まるでしょう。)
羽生くんの被災地支援の一環としてラインスタンプ販売されてますが、今日までです。
私なんて、使える期間が今日までだと勘違いしてました。
妹とかにスタンプを送って「使える期間のうちに使いまくるから、つきあって〜」とラインしたら、「販売期間が11日までになっているけど、それ以降も使えるよー。削除しなかったら」と教えてもらいました。(おバカな私が、操作ミスして削除しませんように!)
スタンプ購入なんて、初めてだったんですもの〜
皆さま、たくさん使いましょうね!
そして、まだ支援を必要としてる方たちがいることを忘れないようにしたいと思います。
明るい未来へと続く道を照らす、導きの光を放つ羽生くんへの応援と感謝の気持ちとともに。
読んでくださった方がいらっしゃるなら。
ありがとうこざいました。