まるぽん流たられば。
もしも、ジャッジがGOEとPCSで実力と実施に相応しい採点をしていたら。
もしも、日本のスケート連盟が羽生くんを金メダリストとして手厚く遇していたら。
もしも、メディアが羽生くんを下げたり別の選手を上げたりせずに、あるがままに報道していたら。
あり得たはずの明るい未来。
それは。
羽生くんの出ない試合でも日本代表選手を応援して、これからもずっとフィギュアスケート競技を見ていきたいと望むファンの姿。
羽生くんほどの完璧なスケーターを見たあとでは、他のスケーターでは見応えがない…という部分はある程度あるでしょう。
でも、私は辻井伸行さんのピアノが好きですが、子どもたちの発表会とか小学校の音楽会とか、そういうものも喜んで聴いていました。
でももし、小学校の音楽会の演奏を「プロの音楽家以上」などと言う人がいたら、シラケてしまうでしょう?
小学校の音楽会は、その学年の子たちが何度も練習して頑張った成果を出しているから、感動するんです。そこに、「○○より上〜」連呼するような人はいません。
スケートも、誰が見ても羽生くんほどの高いレベルのことはしていない選手を「羽生ゴエ〜」連呼など、しなければ良かったんです。
国別対抗戦なんて、それでなくても高い点数が出やすいのに、聞きたくもない「羽生ゴエ〜」を耳にするかもしれないと思いながら、ストレスになりそうな観戦するのは嫌です。
視聴率が高いと、「羽生抜きでも高視聴率」とか言われるのも嫌です。
女子も、羽生くんを大切にしなかったスケート連盟がスター候補として推しているのだと思ったら、お祭り試合まで応援したいという気持ちがなくなってしまいました。
あり得たはずの明るい未来。
安心して見られる公平な採点と事実を伝える報道なら。
羽生くんが出ていなくても、羽生くんほどの高いレベルのスケートでなくても、日本代表選手たちが頑張っているのを見て応援したかった…
宇野くんに「羽生くんが出てない試合でも日本を引っ張れるようになったんだね」とか。
花織ちゃんに「全日本女王の役目お疲れ様」とか。
田中くんに「世界選手権での雪辱を晴らせて良かったね」とか。
梨花ちゃんに「トリプルアクセル決められたね」とか。
そんなこと言いながら見たかもしれないのに。
その、あり得たはずの明るい未来は、誰が奪ったのでしょうか?
羽生くんを大切にしてくれていたら。
きちんとした採点がされていたら。
事実を伝えるだけの報道だったら。
羽生くんの(膨大な)ファンがスケートファンとして、宇野くんや梨花ちゃんを応援したはずなのに。
結局、宇野くんや梨花ちゃんのファンを増やす方向に行ってないやり方を、いつまで続けるのでしょうか?
それとも私がそう思ってるだけで、羽生くんのファンの皆様は国別対抗戦を見るのでしょうか。日本代表選手を応援するのでしょうか。
まあ、もしそれで観戦したとしても、羽生くんが引退したあともスケートファンとして残るかどうかはわかりませんが。
羽生くんを大切にしない連盟や偏向採点ジャッジに嫌気がさしているのは、私だけではないと思います。
あり得たはずの明るい未来の、光を遮るのは誰でしょうか?
読んでくださった方がいらっしゃるなら。
ありがとうこざいました。