私の父はタイガースファンで、私が生まれる前の選手の活躍についてもよく話してくれました。

その中で「鎌田、吉田の二遊間は最高だった、守備練習だけで入場料取れるくらいだった、お前の息子たちにも見せたかった」というのがありまして。

……………はあ?
娘の私に話しているのに、孫たちに見せたかったって何なの?
と、思ってましたが。

やっと意味がわかりました。
その競技をしている子どもに、お手本になるものを見せたかったということだったんだなと。

今日、羽生くんが練習に現れただけで大歓声だったそうですね。
もちろん、ファンが見たら嬉しいだろうと思います。
でも、この競技をしている子どもたちに、一番見せたかったと思ってしまいました。

これほどのお手本を見る機会が次にいつあるだろう…そして、見ることで吸収できるものの多さを考えると、育成したい選手たちを集めて見せるべきだったのではないかと。

そりゃ、ジュニアや若手選手たちは自発的に試合観戦に行く人も多いでしょうし、フラワースケーターも学ぶことはあるでしょう。

でも、スケート連盟として、若手選手たちには「できるだけ練習も見るように」と指導するとかサポートするとか、あっても良かったかもしれませんね。強制的になっては問題でしょうけど。

もっとも、羽生くんほどレベルが違うと、アップの方法とか参考にもできない!…になったかも?

以前織田さんが「ぼくらはアップしてからやっと(トリプル)アクセル跳ぶのに、羽生くんはアップでアクセル跳んでる」とか言ってましたし。

……………うん。
でも、羽生くんの最高の技術を見られる機会があるなら、若手選手たちはぜひ見て学んで欲しいですね。

読んでくださった方がいらっしゃるなら。

ありがとうございました。