今日もフィギュアスケートの話です。
私は芸術音痴なので、表現力のあるなしについてはさっぱりわからないんです。
だから、PCSについても、片足滑走かどうか、クロスがどのくらい入っているか、音ハメができているか、くらいのことしか理解できないんです。
羽生くんがどれだけこだわった表現していても、全く理解してません!という、不届きもののファンです。
じゃあ、どこで感動するのか?
それは、もう…
頑張って頑張って、やっとその努力の成果が出たときにする感動が、一番大きいと思うんです。
だから、私にとっては、浅田真央さんだったら、銀メダルをとったバンクーバーよりも8トリプルに挑んだソチのほうが、強く印象に残っているんです。
エッジエラーになりやすかった3Lzとか、苦手だったセカンド3Tに挑んでいた真央さんの、あのソチでのフリーは何度見ても泣いてしまいます。
ハーフハーフから戻ってきて見せてくれた蝶々夫人も好きで、ああ、これがやりたくて真央さんは競技に復帰したのねと思いました。
宮原知子選手なら、2015年国別対抗戦でのフリーと、2016年の四大陸でのSPがとても良くて好きなんです。
本郷理華選手なら、2015年GPS中国大会のフリーと、2017年全日本のSPが良かったですね。
樋口新葉選手なら、2017年国別対抗戦でのフリーと、2018年世界選手権のフリーが印象的でした。
そういう、この選手ならあのときの演技が良かったという、心に残っているところがあるのです。それは大抵の場合、その選手が頑張ってきた成果が出たときなんです。
でも、羽生くんに関してだけ、なんか違うんです。
濃さとか密度が違うというか、とにかく…応援するようになったソチシーズンからでも、このプロだったらこの試合のときのを何回も見たという、お気に入りがいくつもあるんです。
ただ…
ボストンの世界選手権だけ、まだ、録画映像を見られなくて…
いつか、見られるようになる日が来るのかな…
だから。
羽生くん、ありがとうございます。
羽生くんのプロの中で、私が一番好きなSEIMEIがボストンで最後になっていたら…
かなりつらかっただろうなと思います。
SEIMEIで金メダルを取ってくれて良かった。
SEIMEIがハッピーエンドで完結してくれて良かった。
羽生くんには何度も、感動と歓喜と心配と安堵と幸福の涙を流す瞬間をいただきました。
その中でも、平昌オリンピックは最高でした。
いや、でも、2014年GPFも、2015年NHK杯も、2017年世界選手権も、最高の瞬間はまだまだもっとたくさんあったし…(おーい、私。それはやめておけ。いつまでも続くじゃないか、それを数え上げたら)
もうすぐ、Otonalと Originが見られるんですね。
春よ、来いも。
世界中のファンも私も、待ち焦がれて、焦げ過ぎて、炭になってしまいそうです。
羽生くんのファンの皆様と、祈りながら、エールを送りたいと思います。
待ち望んだ、羽生くんの努力の成果が出る日は、もうすぐそこまで来ています。
春よ、来い!
読んでくださった方がいらっしゃるなら。
ありがとうございました。