私は、羽生結弦選手本人のことはもちろん大好きなのですが、羽生くんを取り巻く「良い関わり方をした相手との循環」を知ることも大好きなのです。
仙台が羽生くんを応援して、羽生くんは故郷をアピールする。ファンは仙台に行ったり、宮城産のものを購入する。
羽生くんを支援してくれる企業のものを、ファンが積極的に購入する。クリアファイル目当てですって?それは…無いとは言えませんね。
羽生くんのグッズを買うことで、ファンが被災地支援に役立つ。
羽生くんが尊敬しているスケーターの素晴らしさをファンが知って、ますますアイスショーが楽しみになる。
羽生くんを尊敬する後輩選手たちのことをファンが知って、親近感を覚えて応援する。
たくさんありますね。
近江商人の三方よしと同じで、全てがうまく回っていく、その循環を眺めるのが心地よいのです。
売り手よし、買い手よし、世間よし。
この三つは、一度バランスが崩れるとなかなか循環が良くいきません。
近江商人は売るだけではなくて、買い手でもあります。職人さんなどの作り手側から買ったものを、必要とする顧客に販売するのです。
作り手から安く買い叩いて、顧客には高くで売りつけるような商売はしない。
売り手としても、買い手としても、相手との良い関わり方をする。
世間との関わり方については、橋の工事の費用負担などが有名な話ですが、「地域の人たち皆が必要としているもの」のために力を貸すということですね。
(誰も、「寄付なんて偽善だ」なんて言いません。
感謝して橋を往来します。)
そのあたりも、羽生くんと、その周囲の「良い関わり方をした相手」との循環と重なります。
表面だけ真似しても、うまくいかないんです。
羽生くんは良いお手本になって、後輩選手たちに親切にして、羽生くんのファンも暖かい目で見てます。
他の選手も尊敬されるスケーターになりたければ、同じように、良いお手本になって親切にするべきです。
Dさんのように、自分より実績と人気が上の羽生くんをファンが攻撃しているのにそれを放置して、別の後輩選手に「尊敬する先輩スケーター」として名前を挙げてもらって悦に入っていても、胡散臭く感じるだけです。
そんな、表面だけ真似しても、良い循環を作り出すことには繋がらないと思います。
自分だけじゃなく、周囲全てが良くならないと循環しませんから。
良い循環を知っていると、良い循環に見せかけただけのものとの区別がつきます。
真に、スケート界の未来を明るくするために尽力しているのが誰なのか?羽生くんのファンは知っています。
読んでくださった方がいらっしゃるなら。
ありがとうこざいました。