週1スタッフの取り組みがもっと広がればいいのに・・・

という思いからとある農業アワードに応募しました!

グッドデザイン賞(GOOD DESIGN AWARD)にも応募しようと思いましたが、

経済的な理由で断念。

 

良い結果が出ましたら10月中旬に上京します。

チャレンジしてワクワクしてこういうのって本当に楽しいですね。

 

「活動をまとめる」というと、簡単ですが、「どんな人たちが参加して、どういう成果があって、

今後どんな成果が見込まれて、最終的にどんな形にしていきたいか。」

人に伝える文章にすることで今後の進むべき道が明確化したような気がします。

 

ちょっとしたらこっちの方が大切な大切な自分にとっての宝なのかもしれません。

なのでアワードは正直どっちでもいいです。価値があるということを事務局側が感じてくれれば賞は自ずと取れるでしょう。取れないなら、まだそういう時代ではないまたは、表現している場所が違うということです。

 

申請書から一部をピックアップ

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問1 取り組みの内容を、できるだけ詳しく教えてください。

 

週1スタッフ(現代版「結い」) 2022年10月〜現在

【概要】

頻度:週1回/任意の曜日

時間:午前9時〜12時(休憩あり)

内容:種まき・苗定植・除草など一般的な農作業。希望者には田植え機やコンバインなど農業機械の操作も体験可。

報酬:当日の収穫物を自家用として持ち帰り

期間:1年ごとの更新制(ライフステージに合わせて柔軟に継続可能)

対象:農業経験・年齢・職業を問わず誰でも参加可

 

参加動機は大きく3つに分かれます。

 

1. 食や農へのこだわり – 有機農業や安心できる食材への関心

2. 農業を学びたい – 有機農業や農業機械操作など、親子間で学びにくい実践を学べる場

3. コミュニティや居場所を求める – 心休まる「サードプレイス」として、人とつながり体を動かせる場

 

多くの参加者はこれらを複合的な理由で参加し、活動を通して「食・農・人」との関わりを広げています。

さらに4つの価値を特に大切にしています。

 

1. 学び – 有機農業や農作業全般、農業機械操作を実践から学ぶ

2. 繋がり – 畑を介した世代や職業を超えた交流

3. 楽しさ – 自然の中で体を動かし、収穫の喜びを味わう

4. 自己有用感 – 自分の力が農園や地域に役立っている実感

 

出欠確認や連絡にはアプリやSNSを活用し、参加できなかったメンバーも畑の様子や作業内容を共有できる仕組みを整えています。

かつて農村で行われていた共同作業を現代版にアレンジした「古くて新しい」地域活動です。

 

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問2 取り組みを通して、これまでにどのような成果がありましたか。また、今後どのような成果が見込まれますか。

 

○これまでの成果

登録者:2022年度16名、2023年度24名、2024年度21名、2025年度20名。延べ参加人数80名超。年度をまたいだリピート率62〜66%。

 

-学び:就農希望者や親から畑を引き継ぎたい人、家庭菜園をレベルアップしたい人が有機農業の基礎や農業機械操作を習得。

-繋がり:畑での共同作業を通じ、食材やレシピ、子育ての工夫などの情報交換が自然に行われ、農を中心としたコミュニティが形成。

-楽しさ:短時間・収穫物持ち帰りという仕組みが参加のモチベーションを高め、継続的な参加を促進。

-自己有用感:自分の作業が農園や地域に役立つ実感から、参加者が農園の応援者・発信者となり、マルシェやレストランで農園野菜を紹介・販売するなど販路拡大に貢献。


実績として、新規就農や農業関連の仕事を志す参加者3名を送り出し、2名は現在実習中です。

 

○今後見込まれる成果

+暮らしと農の橋渡し:子育て世代が食と農のつながりを体感し、家庭や地域に還元。

+地域内ネットワークの拡大:参加者が直売・マルシェの運営や利用を通じて地域経済に好循環を生む。

+農業継承や新規就農の後押し:基礎技術や農業機械操作を安心して学べる場として、特に若者や女性の農業参入を支援。

 

今後は新規就農希望者に限らず、農業に関わりたい人、農業継承や雇用の入口を求める人にとっての「準備の場」として、年間2〜3名の受け入れを想定。SNS募集やオーガニック給食・有機農産物の生産者拡大を目指す市との連携を進めます。

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問3 取り組みを進めた結果、どのような状態を実現したいか、目指すビジョンを教えてください。

 

○農園の将来像

*学びの場:有機農業・農業機械操作などを実地で学べる研修拠点

*人材の入り口:新規就農や農業継承を志す人が第一歩を踏み出せる“準備農園”(年間2〜3名の研修・雇用希望者を受け入れ)

*コミュニティの核:世代・職業を越え都市と農村をつなぐ「農を介したコミュニティづくり」のモデル

 

○市の将来像

*オーガニック給食など市の有機農産物利用を支える生産者ネットワークを拡大

*地域内循環型の経済と食を確立し、環境負荷低減と地域経済の自立に貢献

*市民が農体験や学びを通じて自然とつながり、地域への誇り(シビックプライド)を共有できるまちへ

 

○広域的な展開

*週1スタッフの運営ノウハウをマニュアル化し、他地域・他農園へ共有

*農業機械操作など実践的学びをプログラム化

*参加農園同士が人材や情報を交換するネットワークを形成

 

これらを通じ、持続可能な農業の担い手育成と「農を核とした地域コミュニティづくり」の全国的モデルとして、地方創生に寄与することを目指します。