まんまる通信861号より(2023年4月25日)
夏野菜の苗の定植が終わる5月中旬ごろまでこの仕事が続きます。ここまで来たらあとは天気と最低気温と苗の生育を見ながら、GW明けごろから大きくなったものから順次定植していきます。
今週の仕事
今週からほとんどが春の野菜。春作のサニーレタス、レタスのお届けとなりました。今年は大根が豊作です。今お届けしているグループの他にビニールハウスのもの、黒マルチをして地温を高めたもの、そして露地ものと次々お届けします。葉っぱまでたっぷりとお召し上がりください。まだまだ小さいですが葉付き人参のお届けを開始しました。
葉玉ねぎを今年初めてお届け、なかなかいいサイズに育っています。本格的なお届けは3週間後くらいからです。スナップエンドウも育ってきました
今週の野菜
葉付き大根、人参、小松菜、葉玉ねぎ(初)
サニーレタス、レタス、
さつま芋(終)または干しうどん
大豆、ほうれん草、
MEMO
【ムダ0作戦】
私の有機農業の研修先である那須烏山市の帰農志塾(きのうしじゅく)では昔、
「ムダ0作戦」というのを実施したことがあると聞いたことがあります。
その気持ちよくわかります!
春作のようにどんどん暖かくなり、日照時間が増えてくるこの時期は、
「生産>供給」
になりやすく、次々種を蒔いていますので、野菜がどんどん大きくなり出荷が追いつかない→野菜を畑でムダにする場面が多いということがよくあります。「ありました。」(ちょうど良いサイズの野菜を出荷するためにはしょうがない部分もあるのですが…)
しかし、昨年末から始めた週1スタッフを通じてみなさんがたくさん農園に足を運んでくれるようになってからというもの、そのロスの部分が少なくなっているのを感じます。もちろん食べられるくらいの大きさ、かたさなので、自家野菜としては問題ないレベルの野菜です。それを畑に返すだけでなく喜んで持って帰ってもらえるというのはとても嬉しいものです。
さらにこのムダ0作戦の成功に大きく寄与しているのは、父が昨年6月から趣味で始めた養鶏(鶏10羽)なのです。畑に最後に残った野菜や出荷の際にクズとして出る枯れたり、折れたりした葉っぱ、間引きした大根の小さいものこれらをきれいに残さず食べてくれるだけでなく、卵まで産んでくれるのです。ちょうど飼い始めて1年が過ぎて産卵数が平均一日10羽で8個ほど。ちょうど3家族で食べるのに十分なくらいの量なのです。この生産方式がSDGsに繋がるのか、持続可能な暮らしになるのかわかりませんが、もう少し検証します。