畑から

 

先週金曜日は驚くほどの暴風が吹き荒れました。出荷作業を早めに終わり、遅れていたレタス類の2回目の定植をしたかったのですが、外でまともに仕事ができないほどの暴風で断念。翌日も降ったりやんだりのお天気でした。屋根の下で、稲の種もみ塩水選と温湯消毒を行いました。雨の日の作業、そして温度を一定に保ちながらじっくり行うということで、一人で行う週末の作業にぴったりでした。午後からは同じく屋根の下でトマトのポット詰め作業。そして翌日の暖かい時間に移植(植え替え)を完了しました。今朝(月曜日朝)の寒さが気になります。この時期にしてはかなりの冷え込み(1℃!!)に野菜の生育を心配していますが、この寒さを乗り切れば、春野菜も一気に育って来ると考えています。キュウリ、ズッキーニ、かぼちゃの種まきに加え、ネギ、ジャガイモの土寄せを行う時期に入っており、一気に忙しい時期に入ってきました。週1スタッフも今週から本格的に始まります。始めましての方もたくさんいるので、忙しいながらも丁寧に説明するように、自己注意喚起します。

 

今週の仕事

 

ナス、ピーマン移植、ネギ、ジャガイモ中耕除草

                                                                                                          

 

今週の野菜

 

今週から春の小松菜、チンゲン菜、コカブ、サラダ菜の出荷となりました。ベビーネギはこれから大きくなる前のネギ。刻んで薬味など、葉ネギとしてご利用ください。

 

 

お届けする野菜

 

葉付き大根、ゴボウ、小松菜、サラダセットポップコーン、大豆里芋、ベビーネギ「チンゲン菜、ほうれん草、コカブ」から2種

 

 

MEMO

 

先週の水曜日、アース・キッズ株式会社の新入社員研修の受け入れを行いました。東京原宿に本社のある児童発達支援を行うスタジオ・そらという施設を運営する会社です。妻の同級生が働いていることがきっかけで、昨年から受け入れが始まり、ありがたいことに好評を頂き、「今年も」とお声がけをいただいたのでした。来園したのは上役の方も含め全員で13名。ちょうど菜の花が満開だったこともあり、菜の花畑に即席の会場を設え、風に揺れる菜の花やモンシロチョウ、その他いろいろな虫と共に有機農業についてのミニ講座を行いました。これは我ながらいい演出でした(笑)、午後は会場を庭に移しての味噌作り。10:30~15:30という滞在でしたが、「ミニ講座」「畑での軽作業」食事をはさんで「味噌作り&片付け」と盛りだくさんの内容でした。特に「上手に」「印象的な」お話しができたとは思いませんが、実践者としての私の取り組みと話している内容が「腑に落ちた」という感覚を持っていただいたようです。(例えば、最後の片付けの際に合成洗剤などは使わず、自然の界面活性剤『大豆の煮汁』で磨けばで道具類がピカピカになる様子など)、また今までの東京暮らしで自然に囲まれて過ごすことはそれほどなかったと言っていた参加者もいました。最後の感想を話す場面では各々いろいろなことを感じてくれたようで、ここで文字起こしして伝えたいくらいの嬉しい内容でした。緊張と覚えることたくさんの彼らの研修期間の中では、今回のまんまる農園の研修はおそらく少しの骨休みと同期と協力するという研修に位置づけられていることでしょう。菜の花畑の中で農家の話聞いて、みんなで味噌作ったねというのが同期の思い出話になれば最高ですね。