突然のことでした。
肥大型心筋症という心臓病でした。
急に体調が崩れて、夜間の救急に連れて行きました。
呼吸がとても速くなっていて、猫は循環器系が強いらしく、猫の呼吸が速くなるのは危険な状態なんだそうです。
レントゲンを見せてもらい、丁寧に状況を説明してもらいました。
すでに肺水腫を併発していました。
肺水腫になると、普段は写らないはずの肺が、白く写るんだそうです。
強心剤と利尿剤を飲んで、酸素室で苦しそうにしていました。
意識が朦朧としているようで、あまり反応がありません。
それでも僕と嫁を見つけると鳴きかけてくれました。
そのあとはかかりつけの病院が開くまではここで薬の効果が出るのを待ちました。
ですが、快方に向かうどころか酷くなり、病院を移すことも難しい状態で、そのまま救急で入った病院に留まることにしました。
酸素室があるところと待合室を何度も行ったり来たりしながら過ごしました。
地獄のような時間でした。
最期に酸素室の前に行ったときに、苦しいだろうに可愛い声で鳴いてくれました。
そのすぐあとに容態が急変しました。
医師達が必死に蘇生を試みてくれました。
しかし、もうソラくんが自分で心臓を動かすことはありませんでした。
2月18日 11時29分。
ソラくんは旅立ちました。
ずいぶんと長く一緒にいた気もするけれど、たった4年でした。
短かったなぁ。
こんなことが起こるのは10年は先のことだと思ってた。
短かったけど、でも本当に幸せな時間でした。
沢山の思い出をありがとう。
本当に本当に心の底から愛してたよ!
僕たちが感じていた幸せを、同じようにソラくんも感じていてくれたかな?
僕たちの声がちゃんと届いていたかな?
僕たちがいつかそっちに行ったときは、また一緒に過ごそうね。
あまりにも存在が大きすぎて、悲しみが大きすぎて、暫くは立ち直れないと思う。
でもそれだけ愛することができる出会いをできたこと、幸せだった。
ありがとう。
愛してる。
ありがとう。
おやすみ。