台中・美村婦産科で出産 | まるまるまるこのブログ

まるまるまるこのブログ

2010年12月から台湾、台中でお気楽な主婦してます。

2012年12月には娘が産まれます。台中での生活、食べ物いろんなことをテキトーに綴ってます。


色々ありまして・・・
病院には10時半ごろ到着。
2階に行って入院手続きを済ませ、粉ミルクや紙オムツなど預けます。産褥シートを持って来てなかったので、病院で購入。(紙オムツも買えると思います。)その後、看護士さんから「春風」のティッシュ(300枚入り)とパジャマを渡され、着替えてベッドに横になるよう指示されました。
photo:01

ここには分娩待機のベッドが4台あって、当日は全て使われておりました。カーテンで仕切られているので隣りの声が丸聞こえです。

そして、すぐにお腹に陣痛の様子が分かるように器材を付けられ、促進剤投入。
photo:02

先生からは「3,4時間後位にゆっくり効き始めますよ。」と言われました。
当分暇なのでiPhoneで音楽を聞いたりリラックスしていると、陽気なおっちゃんの「弁当、弁当~」という声が。

隣で待機している方の親族の方らしく、お昼の弁当を持ってきた様子。
そして大声でおしゃべりしながら食べ始める・・・
その弁当の匂いが何とも言えず叫び

陣痛の前に弁当の匂いとの戦い。
私もお腹が空いてはいるんだけど、だんなさんが戻って来ないビックリマークお昼前には戻ってくるとは言ってたのに・・・まさか爆発したか!?
不安になりながらLINEで連絡すると無事生存は確認でき、2時頃には・・・と返事が返って来ました。

そして、1時を過ぎた頃、促進剤が効いてきて陣痛が始まりました。
最初は微弱なので痛みもそんなになくて様子を見にくる看護士さんの「痛い?」と言う問いにも「大丈夫」と答えていたけど徐々に強くなってくる。
でも絶対痛いって言わないでおこうと決めていたのでハンカチを咥えて痛みを我慢。

我慢も限界に近づいた頃、どこからともなく短パン、ポロシャツ(一応白衣は着てた)のおっちゃんが現れる。
「誰だはてなマークはてなマーク」と思っていたら、看護士さんが私の身体を抑えておっちゃんが「はい、楽にして~」と。
その時「今無痛分娩の麻酔打たれたんだ」と気付く。

その後随分と痛みが治まり楽に。

2時過ぎだんなさんがお昼ご飯を持って戻って来たけどとてもじゃないが食べる気がしない。
でも出産は体力が居るから少しでもいいから食べてと言われおにぎりを食べたけど、美味しいとかそういう感じが全くせず、ただ食べたというだけ。

麻酔が効いてだんなさんとも会話したりしてたけど、また強い陣痛が襲って来て話す余裕もなくなってきた頃突然携帯が。
痛みに耐えながら電話に出ると母が
「荷物送るけど、昆布巻って食べる?」
と何とも間の抜けた質問。
「あの~私今陣痛が・・・」と言うと「痛い?頑張りやぁ。じゃぁ昆布巻送るわ」
電話中は「この人(母)こんな時につまんない電話かけてきて」って思ったけど、やっぱり母の声を聞いて安心できたみたいで嬉しかったなぁ。

その後も陣痛と戦い続けるものの中々子宮口が開かず。
看護士さんが「トイレ大丈夫?大丈夫ならまた促進剤投与するけど」
と言われ、ちょうどトイレに行きたかったのでだんなさんに支えてもらいながらトイレへ。

実は少し前から大きい方がしたくてたまらなかったのでトイレで頑張るものの中々出ず。
頭の中で「あの日本人、分娩室のベッドでお漏らし(しかも大きい方)したのよ~恥ずかしい」と看護士さんに笑われるんじゃないかと思い、更に頑張るものの出ない。

頑張ってるとだんなさんがトイレのドアの向こうから「大丈夫?」と声をかけてくる。
私の返事がないもんだから、慌ててトイレへ入って来ると私、半泣き状態で「大きい方が出ない」
「一旦ベッドに戻ったら?」と言われらけど「嫌だ。もうちょっと頑張って出さなきゃ漏らしたら恥ずかしいもん」と若干錯乱気味の私。
その様子をトイレの外で伺ってた看護士さんが「錯覚かもしれないから、ベッドに戻った方がいいよ」
と言われ、「でも、でも・・・」と拒む私をだんなさんに強制的にトイレから退去。ベッドに戻される。

この時、陣痛がピークに達してきて「麻酔が効いてない、麻酔もう一回打って~」思っていたら、看護士さんが二人現れてストレッチャーに乗せられ分娩台へ。
「あれ?もう分娩台?」
と思い時計を見ると夕方5時15分
「まだこんな時間なんだ~」と妙に冷静。
看護士さんから陣痛の波に合わせて力む様に言われるけど、力が入らなくて力めず。
先生もやって来て「思った以上に早く促進剤が効きましたね。さぁ頑張りましょう」

分娩台に上がって15分ほどしたら先生から「赤ちゃんの頭が見えてますよ」と言われ頑張って力むけど、やっぱり力みが長続きしない。
何度も何度も力むけど、30秒も持たない。

そのうち隣の部屋の分娩台からすごい力みの声が聞こえてきて「私、あんなに力めないや・・・」

このまま後どれ位頑張ったら生まれてくるのかなぁと思い始める。

すると先生から「今赤ちゃんは一番狭い所にいるから頑張りましょう」と言われて力を振り絞って力む。

頑張れ私ビックリマーク頑張れ赤ちゃんビックリマークなどと心の中で呪文のように唱えていると「もう力まなくていいですよ」と言われ「えっなんで!?」と思ったその時
オギャーッ!!
と泣き声がして真っ赤な顔した娘が誕生クラッカークラッカー
先生が「おめでとう。はい女の子です。だんなさんに似てるかなぁ~」
そして周りの看護士さんからも「恭喜、恭喜」とお祝いの言葉をかけられる。
分娩台に上がって1時間5分、夕方6時20分に無事出産出来ました。

外で待ってただんなさんもやって来て娘とご対面。
せっかく一眼レフカメラ持ってきてたのに撮り忘れ。iPhoneでの撮影だけになっちゃいました。

私は生まれたばかりの娘を見て感無量。無事生まれてきてくれてありがとうの気持ちでいっぱいになりました。

やはりへその緒の管が細かったのと胎盤が小さかった様で先生から「これ以上赤ちゃんが大きかったら帝王切開になってたかもしれないね」と言われました。その後、産後の処置を終え先ほどまで寝ていたベッドに戻され、出血が治まるまでここで安静にしてるように指示があり寝ていると母から携帯
(だんなさんが生まれてすぐ写メを送ったみたい)
おめでとうの言葉と荷物送ったからの報告[みんな:01]そして「いつ生まれるか気が気でなかったから郵便局に荷物出しに行った時ガラスのドアが有るのを忘れてて顔面ドアにぶつけたわぁ。郵便局の人がガラスが割れたかと思って慌てて裏から飛び出して来たわ。今顔に青アザできてるねん」
って・・・そんなに気が気でないなら、なにも今日荷物送らなくても良いのに[みんな:02]


それから約2時間ほどしてようやく病室へ。
個室が空いていればお願いしますと伝えておいたけど、生憎その日は個室は空いておらず、二人部屋へ。明日になれば個室が空くと言われ一日の我慢と思っていたら、もしかしたら二人部屋にもう一人入るかもしれないと言われる叫びドクロ叫びでもそうなった場合は部屋代タダにしますって・・・さすが台湾[みんな:04]日本じゃ考えられないまさかの発言[みんな:03]

病室には二人分のタオルや歯ブラシが置いてありました。
photo:03

その夜は疲れていたけど中々眠れない。しかもお隣の付き添いのだんなさんと思われる方のいびきがうるさくて、ウチのだんなさんも中々眠れなかったみたい。
眠れないでいると授乳の呼び出しが電話
分娩台で対面してから初めて会う娘にドキドキラブラブラブラブ
もちろんまだ母乳は出ないけど、授乳の練習。
その後は数時間おきに授乳の呼び出しが来ました。

翌日授乳の呼び出しがあって授乳してる間に個室に移ることができました。
photo:04

病室には冷蔵庫、テレビ、トイレ、シャワーブースがあります。
共有スペースには電子レンジと給湯器が設備されています。

気になる部屋代のお値段は一日当たり二人部屋は800元(約2400円)個室は1200元(約3600円)
食事はついていませんが、一日1000元(約3000円)でお願いすることができます。

授乳室は男子禁制なので、だんなさんは退院するまで娘を抱っこすることができません。
もちろん私も授乳の時のみ抱っこ。後は全て病院でお世話してくれます。
一日午前と午後各一回、各30分だけお披露目の時間がありその時はパパママはもちろん、家族や友人などたくさんの人が見に行くので、何だか動物園にパンダを見に来た感じになります。
この病院で同じ日に生まれた赤ちゃんは8人。さすが龍年ビックリマークベビーラッシュです。

台湾での入院は自然分娩なら3日間のみ。
私も7日に入院、10日に退院しました。
娘の黄疸の数値も基準値より低かったので一緒に退院ニコニコ退院時に児童手帳をもらいます。

入院費は12000元(約36000円)ちょっと。内訳としては無痛分娩麻酔が6000元(約18000円)娘の先天性代謝異常を調べる検査代が自費で2650元(約7950円)後は部屋代とその他もろもろ(産褥シートなど消耗品代)
日本と比べると安いビックリマーク


今でもだんなさんと出産の時のこと(トイレで力んでたこと)を笑いながら話すけど、あの時の痛みはもう忘れちゃいました得意げ

iPhoneからの投稿