

この地震台湾では過去100年で最大規模の地震で、マグニチュード7.3を記録。
もともと光復國中という中学校だったところに、地震で崩れた校舎を保存し、地震はどうやって起こるのか、地震に強い建物はどういうものか、震災からの復興への取り組みなどを学ぶ教育エリアが作られました。
エリア内は5つのブースに分かれており、展示には、中国語、英語、日本語表記があり、中国語が分からない私でもしっかり見学できます

これは車籠埔断層保存館の中にある断層。中学校の運動場、トラック部分が地震でこんな状態に・・・これは約1mほど地面が盛り上がった状態になってますが、豊原の方では2m以上地面が盛り上がったところもあるそうです。


地震によって壊れた校舎が一部補強されているもののほぼ、そのままの状態で展示されています。

映像館では、実際地震が発生した時間(午前1時47分)の映像を見ながら地震を体感できます。(マグニチュード7.3ではないような揺れでしたが・・・)
保存されている校舎を目の当たりにして地震の怖さを改めて実感しました。

防災教育館では今後も起こり得る地震に備えて日頃から何をすればいいのかなど分かりやすく展示、重建記録館では、地震発生後行政がどのような復興支援対策を行ったかが展示されています。
3月に日本で起こった大地震は台湾の地震よりもさらに大きく、その後津波による被害、原発問題もありここで見た以上の被害があると思います。今日本は復興に向けて少しずつ動き始めてることと思いますが、台湾に居てどこか忘れてしまってる部分もあり、自然災害の恐ろしさを改めて実感し、自分たちにできることを考えていかなければと思いました。
921地震教育園區
住所:台中縣霧峰郷坑口村中正路46號
電話:04-2339-0906 開放時間:AM9:00~PM:5:00(週一休館)
HP:http://www.921.emt.edu.tw
入場料:大人・50元
