土 水 空気
人間のつくった
もんじゃねんだよなぁ
(みつを)
ブログの左側に設置している
相田みつをカレンダーの今日の言葉です。
土も水も空気も
ぜぇ~~んぶ人間が作ったものじゃないのに
人間が作ったもので壊されていっています。
日々深刻さを増していく原発のニュース
テレビでは、夏の節電対策を競い合うように流しています。
それを・・・なんか違う・・・と違和感を感じてしまうワタシです。
反原発を唱える人が増えた一方で
現在の需要を考えると原発は絶対に必要なものだと
断言する人が減らないのも現実です。
それぞれの意見を聞けば
なるほど・・・と思ってしまうワタシですが
やっぱり自然をこれ以上壊してはいけないと思います。
安全神話が壊れた今
壊す可能性を秘めたものは無くしていく方向に
チェンジしていくべき時だと思います。
これは2006年6月に配布したてんつくマンの号外新聞です。
地球温暖化を止める為に作られた新聞でした。
プチエコを模索しながら生活していたワタシが
自分の意思を外にむけ行動にうつした
初めてのチャレンジでした。
けれど、残念なことに新聞の中に描かれていたことが
4年後、まさかの形で現実となってしまいました。
映画のワンシーンのように防護服をきて自宅に入る人達
周りの風景は何も変わっていないのに
花を摘むことも・土を触ることも・湧水を飲むことも出来ない
壊れてもいない自宅に住むことを許されない
ナウシカの映画のように
マスクを外して空気を吸うことさへ許されない場所がある
そんなありえない、想像を超えた現実の映像に
涙が止まらず、胸が締めつけられながら
それらをテレビの中の画面としてみている自分
慣れてはいけない・忘れてはいけないと思いながら
報道の数も減っていく中で
初めてみた衝撃とこれではいけないという意思も
薄れていってしまう現実
やっぱりそれではいけない!!
今こそ、ワタシ達は想像しなければいけないと思います。
原発の安全神話が壊れた今
それは、この先だれの上にも起きうることだということを
目の前にある景色を明日から見ることができなくなる
自分の周囲10キロ圏内から人が消えてしまう
壊れてもいない建物に入れない
原発を見たことが無い・原発の恩恵をうけていない
原発から遠く遠く離れた緑に囲まれた山の中で
ある日突然、そこに住んではいけないと追いだされてしまう
そんな不条理を受け容れなければならない人達が現実に居るのです。
原発がある限り、ワタシが死んだ後でも子供や孫達の代になっても
その不安は持ち続けなければならないのです。
難しいことは私の頭では考えられないけれど
原発にお世話になってきた・今もお世話になっている自分だけど
何十年かかってもいいから
今こそ、不安を減らす方向にチェンジしていく時だと思うのです。
そのための努力と思考錯誤がワタシ達のやるべきことだと思うのです。
夏の節電対策や就業対策も大事なことですが
けれど、なぜそうしなければならないか・・・を
今 考えるときだとワタシは思っています。
しかたがない・・・・では済ましてはいけないと思っています。
相田みつをさんも、生きてらしたら
この現実を嘆いていらしただろうなぁ~って
カレンダーの文字をみながら
今日こそ、自分のこの意思を表しておこうと思ったのでした。
それぞれに、色々なご意見あるとは思いますが
長い長いワタシの思いにお付き合いくださった方
ありがとうございました。
・・・追記・・・・
もしよろしければ
2007年5月号外新聞配布への想いを綴った日記は⇒こちら です。