人参リンゴジュースを作りながら
たびたび頭に浮かんでくることがある。
「味覚障害が残らなくてよかったなぁ・・・」
再発して2度目の抗がん剤治療の後
初めての味覚障害という副作用 を経験した。
治療の翌日あたりから
口の中の異常に気が付いていたのだけど
3日目あたり苦みのせいで
薬はもちろん、唾をのみこむのも苦痛で
一日中寝起きのうがい前のような感じだった。
口の中にも違和感があって鏡でみてみると
舌は真っ白でざらざらしていて、口の中も同様
素人がみても荒れているのがわかる状態だった。
治療後は少しでも早く抗がん剤を外に出すために
一日1500㏄くらいの水分をとるように指導があり
ワタシは、毎回とくに苦痛でもなくそのくらいの量を
とっていたのだけど
あの時は、副作用の対処治療用の大量の薬とおなじ
薬を飲む気持ちで水をのんでいた。
外来での診察でそのことを伝えたら
「今回の薬は、味覚障害が出やすいものでしたので・・」
みたいなことを言われたのだけど
その時、ワタシの心の中では
抗がん剤治療拒否への思いがより強くなったのだった。
幸いなことに、癌マーカーが下がったことで経過観察となり
現在、eークリニックの統合医療 と出逢い
自律神経免疫療法 を試しながら
一番重要と言われている『食事療法』にチャレンジしているのだけど
あの時の味覚障害が残っていたら・・・・・
そう思うと胸が締め付けられる思いがする。
ワタシの中のQuality Of Life(クオリティ・オブ・ライフ)
たとえ癌細胞が一瞬減ったとしても
その後生きてる間・・・・口から食事をとれているときに
口に出来るものを美味しいって感じられなければ
みんなで食べる食事が楽しめなければどうなんだろう???
病気でなった味覚障害ならあきらめられる
だけど副作用でなった味覚障害はあきらめがつかない!!
今、減塩でチャレンジしている食事は
はっきりいっていつも美味しいわけでない。
ジュースだって人によっては「超まずい!」って
言われるような味のもののある
講演会で星野先生 が「食が楽しみです」
というのは治療中は思わないでください。
笑いながらそんなこともおっしゃってた。
実は、私が抗がん剤治療を受けない
そう決めた大きな理由はここにある。
たまたま7回の抗がん剤で出なかったけど
これから先、味覚障害が出る確率の高い抗がん剤を
使い続けて味覚障害が残ってしまったら
美味しい料理を作ってあげることも
もちろん自分が味わうこともできなくなってしまう。
どっちの治療も、治療中はなにかしらの我慢を伴うものだ。
同じ我慢だったら
効果があるかどうかはわからなくても
たとえまずい食事やジュース類でも
今は、副作用のないこの方法でやってみよう!!
まだまだ生きていく予定なので
一時の我慢・辛抱はしかたないこと
ずっと美味しいく食事が出来ることを願ってp(*^-^*)q
♪質素な食事でも
美味しいものを美味しいと感じて食べられることに感謝です♪