もう何年になるだろう・・・・・・?
財布の中にはいっている一枚のメモ
小さなメモ用紙に
筆ペンで気合をいれて書いた文字
思春期の頃から
ずっと言葉に支えれてきた自分
人を信じられない
人に頼ることことができない
人に甘えるのは苦手
振り返ると
その時々に支えになった言葉が
変化していたことに気づく
今はこれ
自分がいつも不幸だと思っている母
子供の時の不幸は実母のせい
結婚してからの不幸は頼りなかった夫のせい
親になってからの不幸は5人の子供達のせい
自分の性分も産まれついての恵まれないおいたちのせい
その他もろもろ
全てを自分以外のせいにしてきた母は
今でもやっぱり自分が一番かわいそうな人間で
そんな母から私が教えてもらったことは
人のせいにしてるうちは何もかわらないということ
人のせいにしているとせっかくの幸せを
見逃してしまったり
少ししか味わうことが出来なくなるということ
歳を重ねるとそれは余計にひどくなり
“感謝”ということばもその場限りの社交辞令。
娘は母に似てくるという世間でよく使われる言葉が
恐怖の呪の言葉のように浮かぶようになった40代の自分
そんな中で、出逢ったこの言葉
どこで見つけたのか
いつごろだったのか
覚えていないけれど
40歳になって子供達も大きくなって
自分の時間がもてるようになり
立ち止まって振り返るほどの年月を重ねてきて
辿りついた言葉
人は変えることはできない
親でも子でも
どんなに大切に思っていても
人は自分で変わるしかないのだ
そのためには、まず人のせいにするのをやめること
自分以外の何者のせいにするのをやめること
そしたら、何か変わるかもしれない
自分を変えられるかもしれない
そうなりたいから
暫くは財布の中にこのまま入れておこう
この言葉
答えはシンプル
人のせいにしない
全ては自分
人のせいにしない