平成12年4月9日に描いた桜
この年の秋
夫がまさかの白血病告知
その翌年の春
「元気に来年も花見ができますように・・・」
骨髄移植に向けての入院直前
そんな想いで見あげた桜
5月に移植
10月に再入院後の退院
翌年の4月
義父の運転で
元気になった夫と一緒に見上げた桜
子供達の成長と
妻の仕事の関係で
みんな揃っての花見が
難しくなって数年
ひさしぶりに全員揃った墓参り
いいことばかりじゃない現実と
難しい子育て
家族の問題
そんなことも胸にひめながら
それでも
見上げた桜と
桜の間の青い空が
「生きててよかった・・・ね」
「生きてるだけでまるもうけだぞ・・・」
そんなふうに
言ってくれてるようなきがした。
去年の11月
まさかの卵巣癌の告知
手術も抗癌治療も乗り越えた自分
9年前と同じように咲いている桜を
見上げながら
来年も 再来年も
この場所で この桜をみたい
この先何年も ・・・・・
そんなこと思ったのでした