「私、どうやら肺がんらしい。」

「細かい説明を聞きに行くから、
   一緒に行ってほしい。」


親の人生と密に関わること。

その始まりは

母からの一本の電話でした。



心屋認定カウンセラー
終活カウンセラーのSORAです。



わたしが心屋塾に出会う前から
10年に渡って関わってきた親の介護と看取り
その始めのお話を書いてみたいと思います。





母親からの予期せぬお願い。

それは、

肺がんの告知を受けて
手術やこれからの説明を聞くための診察に
同行してほしい

というお願いでした。



当時母は70歳。

時々不整脈はあったけれど
それ以外は問題なく
出産以外の入院は一度もない人でした。



これからもまだまだ元気で生きていくはず。

母自身も家族も
それを疑っていなかった。


でもね、
その根拠のない思い込みは
脆く崩れ去ったのです。


そうですよね。
人生いつ何が起こるかはわからない。



診察室では
肺がんの説明を。
そして
即手術をすることを勧められました。

その少し前に
すでに告知を一人で聞いて
覚悟をしていた母は
手術を了承しました。


手術まで2週間余り。

家にいる父や弟の生活に
支障がないように準備を進め、

もし、
手術で亡くなったらと
最低限の必要なことを
引き継いでもくれました。


泣き言ひとつ言わず
目の前のことに向き合っていく母。


とにかく手術。
それが無事に終わること。


手術をすれば良くなる!


母も家族もそれだけを信じて
手術の日を迎えたのです。


その2に続きます。





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