こんにちは。
前回のブログから、さらに一年。
まだまだ亀のあゆみですが、
どうにかこうにか、
日常生活はできるようになりました。
といっても、
まだ、電車は乗れません。
自転車なら、ある程度の距離はひとりで
行動できますが、
徒歩となると、なぜか五分が限界。
自転車なら、ある程度のスピードでその場から帰宅できるけど、徒歩だとそうもいかないからでしょうね
なので、最近は かわいいキャリーケースを
購入し、散歩のお供にしています。
不安になっても、つかまれる相棒がいれば、
なんとなく安心。
こんな自分ですが、
毎日良く食べ、寝て、在宅で仕事をし、
家族も元気だし、良いこといっぱいある!と
思って暮らしてます
小さな幸せに目を向ける努力!
不安から目をそらす努力!
何かの本で読んだのですが、
とても感銘をうけました
今日は、私の生い立ちを書いてみたいと思います。
約40年生きてきて、最近初めて
親友に話したところ、
よくそんな中で真面目に生きてきたね!
えらいよ!と言われ、
自分の家庭環境が良くなかったことに
はっとしました。
私は、結婚するまで
母方の祖母
父 (公務員)
母 (専業主婦)
私
の四人で生活していました。
かなり大きな実家で、車も二台あり、
母は数年に一度買い換えていましたし、
今考えると、かなり裕福だったと思います。
ですが、私自身はそんな裕福に暮らした気は
しないのです。
それぞれの人物を紹介すると
祖母は、異常な気性の荒さ、暴力、暴言がひどく、中学生になるまでは、叩かれたり、蹴られたりなんてしょっちゅう。
気に入らないことがあれば、私が
過呼吸になるほど怒鳴り散らしていました。
異常な見栄っ張りで、まわりに
私が学年1位の成績だと言いふらし、
実際私が1位ではないとなると、怒鳴る、叩く、この役立たずが!ってよく言われてました。
父親は、この世で一番自分がえらいと思っています。まあ、学歴もあり公務員だからでしょうか。あとは、異常なケチ。金銭への執着がすごい。
男の子が欲しかったため、女の私はかわいがられた記憶がありません。特に私は容姿端麗でもないので、余計にかわいくないようでした。
大学まで出してもらいましたが、毎日のように〇〇円かかった!金食い虫がいる。と言われ、
大学の入学式は、美人でもないのにわざわざスーツなんかいらない!高校の制服で行くように!と言われ、仕方なくお年玉などの貯金でシャツと靴を書い、スーツは母のもので入学式をむかえました。
成人式ももちろん、振袖なんか用意してもらえるはずもなく、欠席かなと思っていました。
大学からアルバイトを始めたので、貯めたお金でスーツを買おうか考えていました。
ですが異常な見栄っ張りの祖母が、
振袖を用意する!と言い出しました。
孫が振袖を着ないなんて、
恥だと思ったのでしょう。
私は、もうなんでもよかったのですが、
こんないきさつで、
私は振袖を着ることができました。
母は、祖母と父にビクビクして、
双方の機嫌をとることにすべてを捧げていました。そのストレスがあったのでしょう。
小学校低学年までは、私は母に一番叩かれていたように思います。
異常なケチの父と反対に、
お金を使うことでストレスを発散していたのか、 友達付き合いも派手だし、
ブランドものや美容品が大好き。
母は、習い事なども頻繁にしていた
記憶があります。
母は、私が8才になってから
ピタリと私を叩かなくなりました。
それ自体はよかったのですが、
それは、新興宗教にはまったからでした。
突然、あの色はだめ、どの方向はだめ、
あの食べ物はだめ、あの数字はだめ、あの人はだめ、あのスポーツはだめ、服装はこれと
行動がめちゃくちゃ制限され、
休日は宗教施設に連れて行かれました。
少しでもやぶると、
不幸になるよ、病気になるよと
半狂乱で叱られたのが恐ろしかったです。
社会人になり、私はきちんと手続きを
踏んで脱退しました。
ですが、40才になった今でもしみついた
習慣は抜けず。
無意識にある特定のものを避けたり、
恐れたり、生活に影響がないとは言えません。
いわゆる宗教二世だったと思います。
最後に私。
自分で言うのも何ですが、
THE!優等生でした。
いわゆる、良い高校、良い大学を経て、
大企業に入りました。
そうすることで、家庭での自分の立場を守っていたんだと思います。
怒られないようにするには、
なんでもよくできることが
絶対条件だったんです。
ですが、高校に入ったときには、
祖母に首席じゃないのか!
大学は私立なのですが、
国立じゃないのか!
役立たず!
と言われ、
父親には、またお金かかる、
美人でもないから、学歴あっても
無意味なのに!親不孝!
と言われ、
母には、〇〇先生(教祖のお名前)の
おかげね!
と言われ、
なんだか自分ってなんなんだろうって
むなしくなって。
そんな私ですが、会社で主人に出会い
結婚することになりました。
初めて二人で新居で過ごし、
朝起きたとき、
実家じゃない!
自分の好きなところに好きなものを置いて、
好きなことを喋れるんだ!
って思ったら、
ものすごく空気がおいしくて
感動した記憶があります。
だから、今、
パニック障害になり不便だし、
つらいときもあるんですが、
昔よりは自分らしいというか、
不幸ではないんです。
そして、息子を見ていたら、
毎日毎日楽しそう。
親の顔色をうかがうこともなく、
良い意味で自分のことだけを
精一杯考えてるのが、とてもステキ!
子供って、こんなにのびのびしていいんだなあ!と自分の昔と比べています。
テストが悪くても、おやつはおいしいし、まあいいや! みたいなタイプです。
私は、100点じゃなかったら
帰り道、なんて言い訳しようか、
ずっと考えて下校してました。
また怒鳴られる、叩かれないかな、
毎日毎日ビクビクしながら
生きていた子供時代。
息子を見ていたら、無邪気で
すがすがしい気持ちになります!
長々と読んでいただき、ありがとうございました。