こんにちは。

こちらでは、わたしをまるごと大好きになるプロセスを、声とことばで届けています 


「人生には、誰にでもストーリーがある」というお話をさせてください。


先日、あるラジオの伝説的な番組の話を耳にしました。

それは、永六輔さんが長年続けていた「誰かとどこかで」という番組。


驚いたことに、その放送回数――

なんと26,000回を超えていたそうです。


すごいと思いませんか?

26,000回。毎日1回放送しても、70年以上かかる計算です。


その積み重ねの凄さに、私はただただ、頭が下がる思いでした。


永さんは、誰かと出会い、語り合い、

その“声”に耳を澄ませ続けた方でした。


でもその生い立ちは、とても平坦なものではなかったと聞いています。


妾さんの子どもとして生まれ、

世間からの目を避けるようにして育ち、

ある時期はお寺に預けられていたこともあると。


彼が亡くなる直前、

ようやくその生い立ちのことを口にされたというエピソードを知りました。


人って、誰でも「語られていない物語」を抱えて生きているのかもしれません。


表面からは見えない、

けれど確かにあった出来事。

乗り越えてきた痛みや、誰にも見せてこなかった涙。

大切な人との出会いや、別れ。


そうした一つひとつの物語が、

その人の“声”となり、“眼差し”となり、“言葉”を形づくっているんですね。


ふと思いました。

私たちは、ふだん出会う人の「物語」を、どれだけ見ようとしているでしょうか?


家族も、友人も、職場の人も、

ただ“役割”で見てしまえば、それで終わってしまいます。


でも――

もしも、目の前の人に「語られていないストーリー」があるとしたら?


そう思って耳を傾けると、

ふだん交わしていた何気ない言葉も、急に重みを増して聴こえてくるのです。


「誰かと、どこかで。」


ラジオ番組のタイトルそのものが、もう素敵です。

私たちも、日々誰かと、どこかで、心を通わせて生きています。


すべての出会いに意味があって、

すべての関係性の中に、かけがえのないギフトが眠っている。


そして私自身も、また

自分のストーリーを抱えて、今日を生きている。

永六輔さんのように、

声で何かを届けていく人間として、私も思います。


「放送回数」ではなく、

“その言葉の奥に、どんな魂を込めているか”。


毎回、誰かの心にそっと触れられるような、

そんな語り手でありたい。

もしあなたの中にも、

誰にも語ったことのないストーリーがあるなら、

それは、あなたがここまで来るために必要な物語だったのだと思います。

悲しかったことも、悔しかったことも、

あなただけの「道」を照らす、優しい光だったのかもしれません。


あなたはあなたのままで、まんままる。

未来は、明るい✨


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