母病院に戻る | 青空のように 小細胞肺がんの母とわたし

青空のように 小細胞肺がんの母とわたし

母の闘病記。当初限局型でありながら完治しないと言われ2ndオピニオン等諦めてしまった母。しかし標準治療を取らなかった最初の病院に疑問を持ち県立がんセンターに転院、完治目指すも間に合わず多発転移、放射線治療抗がん剤を終えて在宅で緩和ケアがはじまりました。

はじめての抗ガン剤を投与して
はじめての外泊そしてはじめての副作用
色々とはじめてを経験していた母。

外泊は2泊ほどで自宅で息抜きしニコニコ
また病院へ戻って行きました病院
抗ガン剤投与して5日目頃の話しです。


実家に顔を見に行きましたら
大人しくしているのかと思いきや
またしばらく入院になるから今のうちと
冬用の布団やカバーリングをせっせと
洗濯したり干したりまた取りこんだり。
家事に励んでもやっぱり午後は昼寝を
していました。
抗ガン剤入れてすぐこんなに動くもんなのか
母本人は大した事してないと言うけれど…。

この夜はラグビー🏉のワールドカップを
父、わたし、弟と観戦📺
もう20年以上前になりますがわたし達は
ラグビー大好き一家なのでした。
よく秩父宮や国立競技場🏟に行ったネと
思い出話しに花が咲きましたほっこり🌻
日本🇯🇵代表が世界と対等に闘う姿
とても嬉しくなりました。



病院暮らしが再開し、面会に行くと母は
この頃はウトウト寝ている事が多かった。
本人は元気よ〜ご飯食べれてるわよ〜と
言うけれど、便秘も相変わらず続いており
(後日下剤を処方されて解決)
何もしてなくても草臥れるんだと母は
軽口を叩いているも
ほんとうは抗ガン剤投与からの怠さが
あったんじゃないかなぁ〜うーん
本人は何もしないとつい寝ちゃうんだと
言うのでそのままに留めておきましたが。

また味覚の変化からか、家に帰っても
いつものお気に入りのコーヒーを飲まない。
でもなぜかインスタントのネスカフェ
エクセラが一番美味しい!とチューラブラブ
気づいて、それなら飲めることに☕️
にやりヨカッタ!!

再び入院し特にすることもなく
数日おきに血液検査やレントゲン撮影など
体調変化を見守る日々。


病室はいつも窓際をゲットしてる母。
ある日の面会でも、病室の大きな窓から
暮れゆく空の移り変わりを見ながら
ニコ暗くなるのが早くなったわね」と。
黄昏時はちょっと淋しさが増すね…
「あ〜〜早くウチに帰りたい」とポツリ

私も帰る頃になりじゃあまたネとバイバイ

病院を出て駐車場に向かう時に
さっきの母のつぶやきが胸にツンときたぐすん

病院を後にする頃お月様と一番星がお月様星

空を見上げて深呼吸〜ぶちゅーDASH!
ヨシっ!と切り替えて家路へ。

明日もどうかまた良い日になりますように虹
見上げる旅に願ってしまいます。