akikoですクローバー



今日は過去の話

昨日の記事を書きながら思い出した事があります。



2018年6月 夫の不倫が発覚した日

わたしは自宅から逃げ出しました



車を運転するのでコンタクトレンズを付け、

持って出たのはスマホと家の鍵だけ



服装も

ボトムスだけデニムに履き替え、

トップスはパジャマ用Tシャツのまま。

靴を抱え、裸足で家を出たのでした



どうしても気持ちの整理がつかず

その日は実家に一泊することにしたわたし



夕方になると、わたしの父が

夫と子供たちの様子を見にマンションへ行ってくると言い出しました。父も居ても立っても居られなかったのだろうな



わたしは

コンタクトレンズの替え・眼鏡・財布など、

自宅から持ってきてほしい物をメモにして

父に渡しました



メモ通りの荷物を紙袋に入れ持ち帰った父に

お礼を言うと、



メモを見せる間もなく、この紙袋ごと夫くんから渡されたんだよ

中を見たらお前のメモ通りだったから、

お前が夫くんにLINEしたんだと思ってたよ。

違うのか?



と言われ、

夫にLINEなんてしていなかったわたしは

言葉を失いました。



紙袋の中には、メモに書いた荷物に加えて

タオルで綺麗に包まれた下着が入っていたからです。



着の身着のまま出てきたわたしでしたが

父と夫に下着のやり取りを頼むのは気がひけて、後でコンビニで買うつもりでいました



わたしが一泊する事と、父が来る事を知り

わたしが必要としている物全て揃えていた夫

その上、着替えたいだろうと下着まで入れていた夫



一体 どんな気持ちでこの紙袋の中身を準備したんだろう



言葉を失った当時のわたしは、グチャグチャな気持ちに飲み込まれました



不倫している夫がわたしの下着に触れた嫌悪感も大きかったし、

もう家に帰って来なくていいと言われているかのようで悲しく感じました。



そして

夫にはまだこんな風に気がつくところがあったなんて、とムカムカしました。



何度話し合っても見当違いなポイントで子供たちを怒鳴ったり、嘘をついてまで深酒を繰り返していた夫



いつしか、話し合っても無駄だと思うようになりました。



この人はわたしや子供たちの事なんて何も分かっていないし、興味がないから理解するつもりも思いやるつもりもないんだ



そう諦めていたのに、まだこんな風に気がつくところが夫にあったなんて。



わたしが夫の事を諦めていたように、

夫もわたし達家族の事は諦めて、見せなくなっていただけだったんだろうか



不倫相手にだけは見せ、関係を深め、あたためてきたのだろうか



ズルい、ひどい


ムカムカして、悲しくなりました



もう遅いんだな、、

もう、全部遅いんだ



だって夫は不倫したのだから



グチャグチャな気持ちのまま、

絶望しました。




昨日の記事に書いた、鼻血娘の元にダッシュで駆けつけ完璧に対応してくれた夫w

そんな夫を見て、ふいにあの紙袋の中身を思い出しました。



わたしの必要な物すべてをピタリと当て、

用意してくれたこと



わたしを想って

着替えまで用意してくれていたこと



家族としての単なる癖のようなものだったかもしれないし、そうじゃないのかもしれません。



本当のところは誰にも分からないし

夫本人ももう覚えていないだろうけれどニヒヒ



でも、今の夫の愛を感じた時に

あの紙袋の中身を思い出したという事は



あの紙袋には当時の夫なりの愛が詰まっていたのだろうと思うのです虹虹