諸行無常

すべてのものは移ろい、すべての存在、あらゆる現象は生じ、そして滅する、生きている私達もその流れのなかにあります。

先日、２３年来の友人が亡くなりました。

同じ日に同じ小学校に転入して、朝から晩まで毎日一緒に野球をして、いつも一緒に遊んでいた１０代の頃の一番の親友でした。

地元で野球が一番上手くて、顔も良く、勉強も運動も全てできてとにかく人気者でした。

２０代になるかならない頃からお互いの生活も変わり、堅気で無くなっていく友人は金と薬と酒に溺れ、どんどん間違った道に進んでいき距離が遠くなっていきました。

年に数回の電話もいつかは途切れて数年前に福岡から姿を消し全く連絡が取れなくなり最後にいつ会ったのか、何を話したかさえも覚えていないです。


最後は遠く離れた更生施設で薬物と闘いながら亡くなったそうです。


死んで悲しいと言って泣く事なんて誰にでもできます。


生きている間に、手を差し伸べて上げれる時に命がけで覚悟を持って道を正してやるのが本当の友人なはずです。


何度もチャンスや苦しんでいるサインはあったはずなのに友人に何もしなかった自分が本当に情けないです。


この日記を書こうか悩んだけどこの思いをこの先の人生で忘れないために書きました。


今はただただ友人のご冥福をお祈り致します。

合掌