備忘録【産後】 | ゚・*:.。..。.:*・゚vestige of my life゚・*:.。..。.:*・゚

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vestige of my life ということで
日々の出来事綴ってます☆

次男坊を産んで
処置をしてもらって
先生を待つ間(30分)
ぼーっと過ごす

産んでしまったら
お通夜みたいな雰囲気かと
凄く不安はあったけど
普通のお産と一緒

ただ違うのは
次男坊が泣かない事

でもその普通の雰囲気が
私にはありがたかった


とりあえず友達と旦那にライン

旦那はここでもグズグズ

産んだ報告には
「お疲れ様です‼︎」
「どうしようか、子供ら寝てる」

他の言葉はない

よっぽど友達の方が優しい

その後も来るか来ないかグズグズし
その優柔不断さにイライラ

先生も到着し
なかなか出て来ない胎盤を取り出し
残ってる卵膜も取り出す

今までの2回の出産は
胎盤も卵膜も出すことが無く
勝手に出てくれたので
なんだか変な感覚だった

次男坊と共に出ず
先生が取り出したという事は
やっぱり無理矢理出産したから…

でもズルズルと出てくれて
痛みは感じなかった


そして先生から
「早いお産だったね」と

すごく不思議な顔をしていたと思う

「週数からしたらほんと早かったよ」


目玉が飛び出るかと思った


励ましてくれた先生も
励ましてくれた助産師さんも
翌日産まれると思っていたそうで

…酷い


まぁ…心が折れてる人に
明日まで頑張らないととは
言えなかったのでしょうが
(妊娠週数が進むと
どうしても時間がかかるそうです)

なんだか後出しジャンケン的な
少しモヤモヤした気持ちだった


適切な処置も終わり
念願だった胎盤を見せてもらう

もうこの先妊娠出産はないつもりなので
妊娠が分かった時から
胎盤を見せて欲しいと思って…

200グラムの胎盤は
通常分娩よりずっと少なかったけど
すごい存在感


助産師さんから申し訳なさげに
「臍の緒は…」と言われ
食い気味に「お願いします!」と伝え
ぷるぷるの臍の緒も貰った

こんな元気な死産後の人は
少ないのかもしれないけど
なんだか私はスッキリしていた

辛いとか悲しいとか
そんな感情は出産と一緒に
外へ出してしまったような気がする

「赤ちゃんどうする?」と言われ
抱きたいとお願いも出来た

ほんと普通の産後


助産師さんが
タオルに包まれた次男坊を連れてきた

私の横に置いて抱かせてくれると
2人っきりにしてくれた


小さな小さな次男坊

本当ならあと3倍はあった次男坊

髪も生えて目鼻口耳が揃って

ただ小さいだけ

赤黒い次男坊を見て呟いた
「君のお兄ちゃんもお姉ちゃんも
真っ白で産まれてきたんだよ〜
君はお父さんに似て黒いな〜」

「お兄ちゃんとお姉ちゃんと
おんなじような顔してるから
やっぱ兄弟だなー」


多分普通の人が見たら
二度見三度見する様な姿だけど
私には愛しくて可愛い息子だった

自撮りで写真も残した

小さな口も開いてて
今にも泣き出しそう

「声、聞かせて欲しいな…」

「どんな声だったのかなぁ…」

小さくて強く抱いたら
クシャッと潰れてしまいそうで
頭を撫でる事も出来ない


愛おしい気持ち
切ない気持ち
嬉しい気持ち
哀しい気持ち
沢山の気持ちが溢れる


「苦しかった?ごめんね」


伝えたかった1番の言葉


ごめんね だった


涙が出そうになった


その瞬間に助産師さんが入ってきた
「旦那さん来たけど赤ちゃんどうする?」


なんと間の悪い男…
泣かせてもくれないのか…


赤ちゃんを見る見ないは
私の判断は出来ないから
1度引き上げてもらって
旦那の判断に任す事にした


そしてすぐ入って来る旦那


腕に次男坊を抱いて


少しホッとした


拒否されたらどうしよう
そんな気持ちが大きかったから


3人で少し話をする


普通の家族

産まれたての赤ちゃんを抱いて
夫婦で話をする

そう言えば
産んで2時間以内で抱いたのは
次男坊だけ

いつも間が悪くて
何時間も産まれた子供に会えないのに

次男坊だけ特別


良かったね
お父さんすぐ会いに来てくれたよ
ずっと抱いてくれてるよ