西武ライオンズタイムマシーン(第45回):思い出の西武ライオンズ開幕戦【1994年】 | はっきりいってライオンズびいきでした。~西武ライオンズの記憶~

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古き良き、そして青き「ライオンズブルー」の懐かしの選手や、思い出の名場面などを私が所有している当時の野球カードや記事などを紹介しながら振り返っていきます!

急遽イチロー選手の記事を挟みましたが、開幕直前企画私にとっての「思い出の西武開幕戦」に戻りたいと思います。

今回は、1994年の対近鉄戦を振り返ってみたいと思います。

 

【1994年開幕戦私の記憶】

私が西武ファンになったのは1985年シーズンの途中でしたが、地方に住んでいた事もあり西武球場での試合観戦はこの1994年の開幕戦が初めてでした。

地方に住んでいると西武球場のある所沢は都心からかなり遠いという勝手なイメージがあり(実際遠いのも確か)、東京観光へ来ても移動時間やその後の予定を考えると西武球場での野球観戦をスケジュールに組み込むのは、なかなか難しいというのがありました。

西武ファンになって10年目となる1994年開幕戦についに西武球場での観戦が叶いました。

ちなみに、開幕戦のチケットを購入する為だけに3月にわざわざ東京まで足を運びました。

 

試合当日の記憶としてまず西武池袋駅もしくは西武球場前駅のどちらかの駅だったのですが、西武鉄道の特設ブースに遭遇。

開幕戦限定レオカードを販売中と言われ当時レオカードが何かも理解していないまま、大好きだった清原の写真が格好良過ぎて迷わず購入しましたね。

 

その後ですが・・・。残念ながら試合開始までの時間に何をしていたのか?どんなグッズ購入したのか?の記憶が一切残っていません。

 

そして球場入り。西武ベンチの様子を見ながら観戦したいというのもあり、三塁側のなるべくバックネットに近い内野指定席を購入したつもりでしたが、思っていたよりも上段の座席で少しガッカリした記憶があったと思います。

この日は、内野指定席しかも3塁側(近鉄側)ということもあり、メガホンなどの応援はせずじっと静かに試合観戦をしていたと思います。

試合前の開幕戦セレモニーが行われ、始球式は吉永小百合さん。

試合前セレモニーで整列する西武、近鉄両軍ナイン

 

新聞スクラップより(1994年4月10日付け中日新聞)

「贅沢な時間を満喫できているな」とその時感じていたことを覚えています。

 

試合は西武・郭、近鉄・野茂の息詰る投手戦が続き8回を終わって0-0。

しかも、西武はノーヒットノーランに抑え込まれていました。

そして9回表についに均衡が破れ近鉄が3点を先制。

野茂の出来からすると敗色濃厚。ノーヒットノーラン阻止がやっとかと。

初の西武球場観戦で最悪な結果を目の当たりにするのかと嫌な予感がしました。

そこで私も高校野球の最終回のように思い出作りに入り始めました。

9回裏西武最後の攻撃の先頭打者・清原が打席に入った時に清原対野茂の対決を収めようと写真を撮りました。

9回裏清原VS野茂

この直後に清原がノーヒットノーランを阻止する初安打を放ちました。

その後も西武のチャンスが広がり満塁で伊東が劇的過ぎる逆転サヨナラ満塁ホームランを放ち4X-3で勝利。

 

サヨナラ勝ちし歓喜する西武ナインの輪

あの歓喜の瞬間、西武ファンは皆席を立ち上がって大喜びでした。

私も無意識に飛び跳ねており、右側の座席にいた女性の頭に私の右肘がガツンと直撃した事は忘れられません。

※掲載写真は当日私がいずれも撮影したものです。

 

【1994年開幕戦の試合内容】

西武・郭、近鉄・野茂が先発。

両投手が8回まで得点を与えず0-0のまま9回へ。

野茂は8回まで無安打、12奪三振の力投。

9回表近鉄は石井浩郎の3ランホームランで先制。

9回裏西武は先頭清原が右越ええ二塁打でノーヒットノーランを阻止。

鈴木の四球、代打ブリューワが失策で出塁し満塁とし、近鉄は赤堀へ交代。

伊東はファウルで粘った後のカウント2-2からレフトスタンドへ逆転サヨナラ満塁本塁打を放ち4X-3で西武が劇的な勝利。

伊東はこの劇的打で通算1,000本安打を達成。

(観衆4万人)

 

新聞スクラップより(1994年4月10日付け中日新聞)

 

「思い出の西武開幕戦」は、今回で一旦終了します。

資料がまとまりましたらまた一年後の開幕戦近くにでも書きたいと思います。