週刊ダイヤモンド パート2
引き続き週刊ダイヤモンドの記事をご紹介しましょう。
前回の管理会社ランキングは「定量的な評価である」ということから、記事の後半では
インターネットによる聞き取り調査の結果が紹介されいます。
調査の依頼先はインフォシーク。同社の約40万人の会員のうち、1都3県(東京、埼玉、
千葉、神奈川)で、現在マンション管理組合の理事長もしくは理事をしている234人を対
象にしています。
1組合平均50戸とすると1万1700戸の住民の意見といえます。
この調査において回答役員数が10名未満であった管理会社を除いた7社の集計結果が
掲載されています。
管理会社名は以下のとおり
大京管理(52名)
東急コミュニティー(32名)
日本ハウジング(29名)
コスモスライフ(26名)
長谷工コミュニティ(26名)
住友不動産建物サービス(17名)
三井不動産住宅サービス(13名)
※( )内は回答した理事の人数
以上の7社。
いづれも、管理戸数が10万件を超す管理会社です。
主な質問は8項目で以下のとおり。
Q1 管理会社は依頼事項を適切かつ迅速に処理しているか
Q2 管理会社の担当者は信頼できるか
Q3 管理会社の担当者は理事会に毎回出席するか
Q4 管理会社の担当者の変更は年1回以上あるか
Q5 年度決算報告は満了後2ヶ月以内に行われているか
Q6 清掃状態には満足しているか
Q7 管理委託業務の重要事項説明書は必ず配布されているか
Q8 居住者の問い合わせに管理会社は適切に対応しているか
以上の問いに「はい」「いいえ」で回答してもらい、そのパーセンテージを表示している。
例えば、Q1では当然「はい」と答えた率が高いほど評価が高いということになる。
表が掲載できないので説明が難しいが、全体の集計結果を見ると、長谷工コミュニティが
回答者より高い評価を受けており、内3項目においては「良い」と評価した理事の割合が
7社中トップであった。(Q1 88.5%,Q2 92.3%,Q5 84.6%)
また、東急コミュニティーも2項目(Q3 96.9%、Q4 81.3%)でトップの評価を受けている。
一方、7社中のワースト評価項目が一番多いのが日本ハウジングで4項目(Q1 27.6%、Q2 27.6%、
Q3 20.7%、Q7 20.7%)。
日本ハウジングは独立系の管理会社で、2002年度から2003年度の管理戸数の増加率でトップ
(前年比 19,508戸の増)を獲得。
この増戸数のうち、7割がリプレース(管理会社の変更)物件と言うこと。
管理委託費のコストダウンを図りたい管理会社にアプローチをかけ、安い管理委託費を武器に他社
のシェアを積極的に奪ってきたようです。
そのため、急激な管理戸数の増加にフロントマンの育成が間に合わないことが、管理組合側の不満
を呼んでいると分析している。
現在では管理組合もかなり積極的にマンション管理に取り組むようになり、管理会社のリプレースも
決して珍しいことではないですが、費用削減だけを目的とした安易なリプレースは考え物でしょう。
なお私が独自に、この調査で「良い」と評価されたパーセンテージの平均値でランキングをした結果、
要するにまんべんなく良い会社の1位は三井不動産住宅サービス
以下、コスモスライフ、長谷工コミュニティ、大京管理、東急コミュニティー、住友不動産建物サービス、
ワーストは日本ハウジングという結果でした。
アンケートの最後にフリーアンサーとして、自由意見を記載する欄を設け、結果を集計したところ、
委託管理費の削減交渉が進んでいるためか、管理組合の不満は『対応が遅い』、『管理会社の
担当者がいい加減』といったところに集中したようです。
