WBC日本・台湾戦を見ながら雄叫びをあげてたら2軒隣の人に怒られました
管理人のねこぱんちです
いや~客観的に前回の記事を読むと長いですね・・・・
マンション管理解説ブログじゃないんだから、と反省しておりますが
何せ大前提なもんで申し訳ないっす
で前回の続きなんですけど
モメ事のタネになる「我々がもっとも恐れる専有部」のお話
■漏水祭りは夜中始まる
「み、水がっ!!部屋に漏れてきてるんですっ」
住民さんから電話です
もうね、超あせってます
でまた何でか知りませんけど大抵これが夜中に起きるんですよ
とりあえず現地に行きます、仕事ですから
ああ、漏れてますね
ダダ漏れですよ
住民さんは
「水が漏れてくることなんでありえない!」
と思ってる人が多いですから
こういう時は反応が二手に分かれます
A「なんとかしてよ!だいたいあんたたちの管理が悪いからこんなことになるんでしょ!!」
B「夜中にご苦労様です~ でも水漏れなんかなんでするんですかね~」
Aの人はとりあえず私のデスノートに名前が記載され(以下自主規制
で、何でこういう漏水って起こるのか?
■漏水祭りの原因
答えは2パターン
A:上の階の人が酔って洗面台にゲロ、流そうと水を出しっぱなしにしてそのまま寝た
洗面台にゲロが詰まって水が溢れて下の階に水漏れ
B:上の階の配管がぶっ壊れて水漏れ
Aの人はもう論外ですが
マンションって簡単に下の階に水漏れするんですよ
掃除しててバケツの水を床にぶちまけた、とかやるとすぐ下に漏れます
「そんなもん欠陥じゃねーのか!!」
とか言う人がいますけど、欠陥じゃないです
そんなもんです、だから気をつけましょう
で、Bのケースですけど
これ、築10年を過ぎたくらいからちょくちょくあります
まあこれは欠陥っぽい場合と古くなったからしょうがない場合とありますけど
■床下という伏魔殿
で、Bのケースの
「上の階の配管がぶっ壊れて水漏れ」
なんですけど
配管ってどこにあるか知ってます?
床下とか壁の向こうなんですよ
だから普段見えません
リフォームする時にフローリング貼り替えた、という人は見たことあるかもしれませんけど
玄関開けるとマンションは大抵廊下がありますよね
その廊下の床下にガスやら水やらお湯やらの配管があります
この配管は誰のものか?
そう、アナタのものです
アナタの部屋のトイレ、キッチン、風呂専用なので
「専有部」ってのは
「外に接していないアナタの部屋の中のモノとか場所」
とか前回言いましたけど
実は「壁の向こうと床下」
も専有部なんです
正確に言うと
「隣の部屋との境のコンクリートの中心から中心までが専有部」
あー、わけわかりませんね
絵でビシっと解説しましょう
なんでもし床下とか壁の向こうに配管が壊れるとアナタの責任で修理したり、時には弁償の責任があります
■弁償?おれは何も悪いことはしていない!
確かにアナタは何も悪いことはしてないでしょう
でも床下やら壁の向こうの配管はアナタのものですから
下の階に起きた被害は弁償しなければいかんわけです
そもそも普段見ることもできず、メンテナンスをすることもできない場所にあるものが
ある日突然ぶっ壊れ
「ハイ、弁償ね♪」
とか言われても納得できないのはわからんでもないです
でもそれをタテに
「おれは何も悪いことはしてないぞ!!ビタ一文払わねーし修理もさせん!!」
とか言い張る人がいますが
そんな人は裁判で負けるまでわからないようなので
とりあえず痛い目見ればいいと思いまふ
■一軒家に住んでたらどうするつもりなのか
要はですね
あなたがもし一軒家に住んでたらそんな時どうするかですよ
2階建の家に住んでるとしますよ
で、たまたま2階に風呂とかトイレとかあったりするとしますよ
そうすると1階と2階の間の床下に必ず配管てあるんですよ
それがぶっ壊れたら1階にダダ漏れなわけですよ
建ててすぐなら建築会社に文句言ってもいいです
でも10年以上経ったら壊れることもあります
それと同じなんです
そしたらアナタ、自分で修理屋さんを呼んで自腹で修理しますよね
マンションてのはたまたま下に人が住んでるだけなんです
下に漏れたのに
「おれは何も知らねー!ウキー!!」
とか言っても通用しません
■長くてごめんなさい
短くまとめる才能がないですね、わたくしは・・・・
で、そもそも「管理会社のお仕事」ってどんなもんや
ということを言いたいがためにその大前提を書いてるんですが
もはや長すぎて何が前提なのかさえわからなくなった皆さん、ごめんなさい
次回はやっとこさ
「管理会社の仕事の範囲」
を書けそうな気配・・・