トルコ民謡の旅 | サズ奏者 FUJIのブログ

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わたしは細く長い道の上にいる


アーシュクヴェイセル Aşık Veyser(1894~1975)



わたしがいるのは細く長い道の上

わたしは行く 昼も夜も

わたしは知らない どのような事態にあるのかを

わたしは行く 昼も夜も



この世に生まれたそのときから

私は歩きはじめた

世界は

二つの扉のある一軒の宿屋

私は行く  昼も夜も



私は行く  眠りながら

とどまる理由もない 暗くても明るくても

私は見る  道を行く旅人たちを

私は行く 昼も夜も



49年が過ぎた この道で

砂の野原で 山の上で

見知らぬ土地をわが道として

私は行く 昼も夜も



時には終わりのない道に思え

目的地ははるかに遠い

一秒で旅は終わるのか

わたしは行く 昼も夜も



戸惑うヴェイセル 状況はそんなもの

時に笑い時に泣き

目的地に着くために

私は行く 昼も夜も