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ここのところ 何十年ぶりに 映画をみる機会が ふえています。


きっかけは

友人が すすめてくれた 映画 ”かもめ食堂”だったけ・・。


この映画を 観るまえのことですが

わたしは

「人って ひとりひとり ずいぶん 本当に ちがうものだなぁ」

と かんじていました。

”かもめ食堂”を 観おえて

あらためて おなじことを 感じさせられ

ひとりひとりの違いを 認めて たいせつにできるような社会に

なっていってほしいなぁと つよく 思わされました。



この友人・・まやちゃん・・に であったのは

もう 10年以上まえのことです。

こどもの行事に 参加したときに 知りあいました。


その後 まやちゃんは わたしの家へ あそびにきて

その後 しばらくして 電話で 話したとき・・

そう・・まやちゃんと であって 3度目の 会話のときに・・

電話のむこうの まやちゃんは げんきが なく


幼い子供を そだてながら

ふかい闇のなかで もんもんとしているかのようでした。


わたしは たずねました

「まやちゃんは どうしたいの?」


まやちゃんは いいました

「じぶんを 消し去りたいの」


これは大変!と かんじた わたしは

まやちゃんに つたえました


「まやちゃん 

 いま おもっている そのことを

 ひとりで かかえていないで

 ご主人が しごとから 帰ってきたら

 話してみて。

 だいじょうぶだよ わたしも ついているからね」


まやちゃんは とても ラッキーな結婚を していました。

ご主人は まやちゃんを うけとめてくれ

まやちゃんと こどもとの 3人の生活を だいじにするため

仕事を やめ

一ヶ月も たたないうちに

ご主人の 実家へ 引っ越していったのです。


ご主人の 実家は 小さなお店を いとなんでいて

ご主人は それを てつだいながら

ご主人の家族みんなが

まやちゃんを 見守ることに したのです。


そういうわけで

出会って 3度しか 話したことのなかった まやちゃんは

とおくへ 引っ越していって しまったので

その後 まやちゃんとは 会う機会がなく

年賀状だけの やりとりに なっていました。


けれど

ここ数年 おたがい こどもが 大きくなったこともあり

再会し

お茶をしたり 電話で話したり するようになりました


まやちゃんは あれから きもちが安定するための薬を のんでいるということですが

ご主人にも ご主人のご家族にも みまもられているためか

出会ったころより ずっと元気そうです。


そんな まやちゃんと

せんじつ お茶をしたときに

良い映画だから観てねと言われたのが ”かもめ食堂”でした。


ひさしぶりに レンタルビデオ屋さんへ 行って

自宅で この映画を みました。

まやちゃんの 思いが つたわるような映画でした。


そして ふかく かんじいりました。


人って ひとりひとり 感性や やりたいことが とっても違うものだと・・。


これは まやちゃんのような 大人だけのことではなくて

こどもたちも・・たとえ 幼稚園児だって

ひとりひとり ずいぶん 違うんですよ~。

そのことに ひとりでも 多くの

ママさん パパさんや

習い事を おしえる 指導者や

学校の先生にも きづいてほしいな・・。


まやちゃんは ほんとうの自分を

こどもの学校で 知りあう ママさんには だしていないとのことです。



******



じつは さかのぼること 20年以上まえにも

ひきこもりになっていたひとの 社会復帰の きっかけを 

これまた 偶然なのですが 

つくったことがあります。


当時 ひきこもりという言葉は まだ なかったように おもいます。


職場の同僚から 

「わたしの弟が 家の 自分の部屋に こもったまま もう 4年になるの」

と こっそり 言われました。

そのときは ひきこもりということを まだ 知らなかったために

大のおとなで そんなひとが いて

これまた まわりの 大のおとなたちも どうしようもできずにいる・・

そんなことが あるんだと知って おどろきました。


ひとつだけ この同僚の彼女に アドバイスをしました。


彼女は そのあと 実家へ行ったさいに

わたしのアドバイスを もとに 弟と 話したそうです。


ウソのような話ですが 

弟さんは 4年ぶりに 実家から でて

お姉さんの アパートに やってきました。


そして 数か月後 結婚式場で 働きはじめたということでした。



こうした さまざまな 偶然の出会いが

わたしの このブログに つながっているのです。




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