今日はまた寒かったですね。
近所の紅葉スポットも もう少しというところまで来ています。

さて 清水玲子の「秘密」11巻と12巻(同時発売)を読みました。

秘密 -トップ・シークレット- 11 (ジェッツコミックス)
清水玲子
白泉社


秘密 -トップ・シークレット- 12 (ジェッツコミックス)
清水玲子
白泉社


「秘密」は 清水玲子が描く近未来SFかつ警察マンガです。

「秘密」のおおまかなストーリーについては 10巻の感想とともに以前書いたものがあり 今読んでもそれなりにまとまっているので 興味のある方は是非 ご覧ください。
清水玲子「秘密」  よろしければ ご覧ください。)

そんなの見に行くの面倒くさいという方のために 平たく説明しますと
近未来 死亡した人間の脳に刻まれている記憶を映像化することによって犯罪を解決する部署「第九」の室長 薪警視正と 新米捜査官(でもなくなったか?)青木の物語です。

どんだけ 平たいんだ。

わざわざ脳のデータを映像化したものを優秀な人材が時間をかけて見るわけで 「特殊な殺人事件」(たいがいは猟奇的な大量殺人)に適用されることが多いわけです。

8巻までは 1巻ごとに事件が解決してきました。
どれも グロテスクなれど 清水玲子の絵が非常に美しいので 怖がりな私でもぎりぎり我慢できるという危うさをもっておりました。
ストーリーはとても練られており ただグロテスクなのでなく とても考えされられる事件ばかりでした。

ところが 9巻で 青木の姉夫婦が惨殺されるという事件が起き それが10巻でも解決しませんでした。

単行本買いの私としては 11巻を心待ちにしていたのですが
このたび 11巻と12巻が同時発売 しかも軸となるストーリーは完結という噂を入手。

そして ついに読んだわけです。
最初見た時は 「白泉社 この厚さで2巻に分けるとはあざとい!」と思いましたが
読んでいるうちに それも忘れてしまいました。

完結しておりましたよ。事件もなにもかも見事に。
期待していただけに 尻つぼみになったら嫌だなあとおもっておりましたが
待った甲斐のある素晴らしい結末でした。


ところで 全国の「秘密」ファンの皆様 これって ハッピーエンドなんですよね?
鶏頭な私が 勘違いしているわけじゃないですよね?

とろい青木(青木ファンの方すみません)のせいで 本格的なハッピーエンドは何年後なんだか何十年後なんだかわかりませんが まぎれもなくハッピーエンドですよね?

いやあ よかった。本当に良かった。
薪さんが幸せなら それでもう言うことありません。

というわけで これまで「秘密」を楽しみに読んでいらした方も これから初めて「秘密」を読んでみようと思った方も 安心して読み進めてくださいませ。

バッドエンドではありませんので。

でも 長らく楽しみにしていた「秘密」とも これでお別れかと思うと かなり寂しい気持ちです。

スピンオフ企画があるみたいですが スピンオフだから薪さんとか青木とかが主役じゃないんですよね。
まさかの岡部室長昇進祝い?

いやもう ずっと読んでいて 岡部さん報われないなあと思っていたのです。
もし 岡部さんがもう少しでも 主役を張れる容姿だったなら・・・
そういうファン心理を読んであの容姿なのか。
おそるべし 清水玲子。

ともあれ お勧めです。是非 ご一読ください。

いがぐりおには おとり捜査できなそうね。
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