今日は冷たい雨でしたね。
なんか秋がぐっと深まってきました。
考えてみれば もうすぐ11月なんですね。

さて 宮部みゆきの「ソロモンの偽証」第Ⅰ部事件を読みました。

ソロモンの偽証 第I部 事件
宮部 みゆき
新潮社


バブル全盛期のクリスマスの朝 14歳の少年が 少年が通う中学校の校庭に倒れているのが見つかった。
少年の名は 柏木卓也。
人と交わるのを嫌い孤独だった卓也は 少し前から不登校になっていた。
学校では 卓也が不登校になる前に揉めたことがある不良グループ3人組の仕業ではないかという噂が飛び交う。
 
卓也の両親は 体の弱い卓也を溺愛していたが 卓也の死を飛び降り自殺と受け止めた。
警察も介入するが 確たる証拠も出ず 学校も警察も卓也の家族も 自殺と考えるようになった。
しかし そんなある日 匿名の告白状が3通届く。
嫌がおうにも事件に巻き込まれていく 卓也のクラスメートたちだが・・・・



分厚いっすねえ・・・

正直読み始めは これが3冊なのかい・・・と 思いました。


実は出版されていたのは 例の本屋さんリサーチで知っていたのですが
分厚いのと3か月連続で出版されると言うので
うーーーむ。と 思い いつか図書館で借りるかな?ぐらいに思っていました。

ところが 本仲間の先生が貸してくださり 殊のほか早く読破できました。
T先生 ありがとうございます。

面白いです。
図書館に早速Ⅱ部を頼みましたが 47人待ちと言われたので
自分で購入することになりそうです。

分厚い・・・・ってところで 「模倣犯」を連想してしまっていたのですが
まるで 違うタイプのお話でした。

実は 宮部みゆき。
「火車」で知り大ファンになり 以来
「模倣犯」までは 出ているものは買う!出れば買う!という勢いで読破していたのですが
「模倣犯」のあまりの救いのなさに 『ちょっとついていけないかも・・・』と思い
少々距離を置く作家さんになってしまっていました。
(「模倣犯」ファンの方いらしたら すみません。勧善懲悪が好きな私には合わない話だったということです。)

もちろんその後も 読んではいますし 好きな作品もいっぱいありますが・・・
ちょっと 警戒しつつ 読んでいる感じです。

これは 2巻3巻が気になりますねえ。いい意味で。
特に 柏木卓也が 人によって違う表情を見せているのが気になります。


お勧めです。

分厚いので図書室にも入れる気なかったんですが 2巻3巻を読んで決めたいと思います。
(分厚いと言うだけで なかなか読んでもらえない)

難点を言えば 物語の序盤 語り手が次から次へと変わるので 鶏頭の私はちょこっと苦しみました。
そこを乗り越えれば大丈夫!!
(・・・って乗り越えなきゃならなかったのは私だけかもですが・・・)

是非 ご一読を。

いがぐりおは犯人分かった?
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