自社製プリンター対応の非純正インクカートリッジを販売することは特許権の侵害だとして、大手精密機器メーカー「キヤノン」(東京都大田区)がインク販売会社「エステー産業」(中央区)など6社に対し販売差し止めなどを求めた訴訟の控訴審判決で、知財高裁(塩月秀平裁判長)は8日、ほぼ全面的に販売差し止めを命じた1審東京地裁判決を支持、6社の控訴を棄却した。

 

 1審は、非純正カートリッジが「CANON対応製品」「キヤノン互換インクカートリッジ」などとうたって販売されていることから、「キヤノン製のプリンターに使われることを認識しながら販売している」として、特許権侵害を認めていた。

 

 キヤノンは、一部の製品については1審で主張を撤回していた。

 

 

巨人・宮崎キャンプ(7日) 巨人・阿部慎之助捕手(31)が7日、木の花ドームでのフリー打撃で“2011年打法”を披露した。ロッテ・金泰均の打撃フォームを参考にした昨年の打ち方からの改良版で、元巨人のタフィ・ローズの構え方を加えた。今季の目標に掲げた初のキング取りへ、下地が固まってきた。

 

 テギュン+ローズ=慎之助。これが今季の打撃フォームとなる。阿部は「バットの構える位置を工夫した」と、さっそくフリー打撃でお披露目した。改良ポイントは主に2か所だ。

 

 昨年はWBC韓国代表の4番打者と同じようにバットを左肩に担ぐように変更。これをバットと地面が平行になるよう、グリップを頭上まで引き上げた。「バットを構える高さが、ローズに似てるでしょ? こんな感じでやっていくよ」。バットの先端が捕手の方向に向いていた点とは多少異なるものの「さらにスムーズに振れるよ」と手応えをつかんだ。

 

 さらに、力みをなくすためにバットのヘッドを揺らしていた点も修正。「去年は相手投手がバットの揺れ方を見ながら、タイミングを外しにきた」という反省から、両手首を固定して揺れを少なくしたことで、始動が遅れて差し込まれたり、逆に変化球におよがされることが減りそう。捕手としては野村克也、田淵幸一に次ぐ史上3人目のシーズン40発以上(44本)をマークした2010年に、日本球界通算13年間で本塁打王に4度も輝いたローズの神髄も合体させた新打法で、さっそく木の花D内に快音を響かせた。

 

 この日、慎之助も加わったS班の5人は、キャンプで初めて屋外で練習した。シートノックやランニングで土の感触を確かめ、「バッティングはいい感じだけど、ちょっと疲れてきている。こういうときこそ慎重にやっていく」と気を引き締めた。それでも、昨年12月から模索してきた“テギュン打法”の改良版に手応えを感じ、充実感が漂っていた。

 

 

サザンオールスターズの桑田佳祐(54)が1日、福岡市の「Zepp福岡」で行われた新アルバム「MUSICMAN」(23日発売)のプレミア先行試聴会にサプライズで登場した。食道がんの闘病から復帰して以来、ファンの前に姿を見せるのは212日ぶり。「明日晴れるかな」など数曲を歌唱し、福岡のファン800人は大歓声を上げた。

 

 サプライズでファンを喜ばせるのが大好きな桑田らしい直接の復帰報告。ファンの前に登場するのは、飛び入りで参加した昨年7月4日に神奈川県鎌倉市で行われた妻・原由子(54)のソロライブ以来。自身のイベントとなると、同3月13日に東京・日本武道館で行われた「桑田佳祐の音楽寅さん」のDVD発売記念上映会にサプライズで登場し、ミニライブを行って以来となる。食道がんから復帰したのも、急きょ出演した昨年大みそかのNHK紅白歌合戦。ファンの前に登場するのはサプライズ続きだ。

 

 試聴会では「MUSICMAN」の収録曲全17曲を披露。普段は見ることのできない貴重な桑田直筆の歌詞がスクリーンに映し出された。「月光の聖者達(ミスター・ムーンライト)」など3曲のプロモーションビデオも初公開。当初昨年10月の発売予定だったアルバムを闘病のため延期しているだけに、首を長くして待っていたファンは満足げに耳を傾けていた。

 

 試聴会は19日の神奈川・茅ケ崎まで、全国7都市で開催。計6000人を動員する予定で、ファンクラブなどへの参加応募者は6万人を超えた。残り6会場で桑田が登場するかどうかは未定だが、サプライズ好きな男だけにファンの期待も膨らみそうだ。