今期のJ1残留争いは、早々に湘南と京都が脱落してしまったのと、
このところの山形、仙台、大宮の復調でほぼ神戸とFC東京の
一騎打ちの様相を呈してきていた。
その上今後の日程を考えると、下位の神戸のほうがFC東京よりも
対戦チームに恵まれていないということで、こりゃほぼ決まった
かなという気さえしていた。
正直J1残留争いは低調なまま行くような予感がしていたのだ。
それが今日の試合で一変した。
FC東京、神戸共に上位勢相手に勝利してしまったのだ。
今日台風の影響で試合のなかった大宮が勝ち点の積み上げが
出来なかったため、大きなプレッシャーをかけることに成功した
と思う。
それにFC東京、神戸共にチーム状況は上昇し始めている。
試合内容がここ数試合だいぶ良くなってきたと思う。
粘りが出てきたし、何よりゴールすることが出来るようになってきた。
これは勝てないチームから脱却しつつあることを意味している。
いくら内容が良くても負け続けるチームがある。
いくら内容が悪くても勝ち続けるチームがある。
これはよく「メンタル」という一言で表されるが、まさに今、この
崖っぷちに立たされたところでいい意味でふっきれたということ
かもしれない。ふっきれることで負に傾いていたメンタルが
リセットされてきたということか。
今後、この2チームを中心とした残留争いはより加熱していく
はずで、一気に面白くなってきた。
ヴェルディも存続が決まったことで、急に昇格の2文字に
うっすらとだが現実味が出てきたところ。
しかし昇格を達成するにはあまりにも3位福岡との差が
ありすぎて正直崖っぷちだ。
だが、前節、前々節と試合内容が悪いなりに1-0でしぶとく
勝利を奪ってきている。
これは内容が悪くても勝てるチームになってきたということ。
もうここから先、1敗どころか1分も許されない状況なのだから
細かいことを気にしてもしょうがない。
ヴェルディとしてもふっきれるしかないのだ。
J1残留争いと同じように、J1昇格争いも我らがヴェルディが
本格参戦して波風をたててやりたい。
J1昇格争いも最後まで面白くさせてやろう!