明日は大事な大事なヴァンフォーレ戦。

前節10人で勝利した流れを持続させ、一気にチームを立て

直すチャンスであり、今期のターニングポイントになり得る

試合だと思う。


前節試合後の大黒や土肥のコメントに言われていたように、


「一人少なくてもあれだけできるのだから、11人ならもっと

できるはず。


というのは至極もっともであり、そこが体現できるかがこの

試合、いや今後のヴェルディにとって重要なポイントである

ことは間違いない。


中3日という強行日程で、90分を1人少ない状態で闘った

ヴェルディにとって運動量を要求されるこのミッションは

酷かもしれない。しかし元々それが出来なければJ1復帰

など夢のまた夢。

久しぶりの快勝という結果によって、あの激闘が心地よい

疲労となってくれていることを祈るのみだ。



スタメンがどうなるかは確実ではないが、バウル、河野は

まだであることは間違いないだろうし、前節レッドの菅原も

当然出場停止。

前節殊勲の林は恐らくスタメンに名を連ねてくるだろうことも

予想できるし、意外と選手構成自体は想像しやすい。

怪我から復帰してきたらしいレアンドロが不確定要素という

くらいだろうか。


問題は選手配置がどうなるのか、という部分。

前節の戦い方を指揮官がどうみるのか、スタメンの並びを

見てそれがわかりそうな気がする。


ちなみにエルゴラ、いしかわごうさんの予想スタメンはこんな

感じ。


             大黒


飯尾                       林


       滝澤         晃誠


             河村


藤田                       永里

        高橋       富澤


             土肥


僕はこの並びならば大黒と林の位置が逆という見方をする

が、まぁ実際のところは大黒と林が前気味で飯尾が下がりめ

という感じにはなるだろうから実質2トップのように見えるだ

ろうし、あまり関係ないか。


この並びをみるとふと、甲府の強烈CBダニエルのマークを

外し、ロングボールを競り勝ちやすくするためかも、とか想像

してしまうがそれは妄想しすぎかもしれない・・・。


甲府は今J2で最も失点の少ないチーム。

それは前述したダニエルの能力によるところが大きい。

あとは前線にターゲットとなる選手ができたので、ある程度

引いて守ってカウンターという攻撃方法でも十分形が作れ、

計算できるようになったという点もある。

今のところ得点力のないヴェルディが、この甲府DF陣をどう

破りゴールを決めるかがこの試合の焦点になるだろう。


前節こそ鳥栖の高くないCB陣に競り勝ってボールを収める

ことに成功した林だが、このダニエル相手に、甲府DF陣相手

にどれくらい基点となれるかが林という選手の評価をする上

でわかりやすい教材になるだろう。

ここに競り勝てたら本物だ。林の頑張りに大いに期待したい。


そして、前節MVPの活躍をした晃誠の活躍も、ヴェルディが

浮上する上ではかかせないファクター。

これまで消極的なプレーに終始しがちだった今シーズンだが、

「俺がやらなければ」という気持ちにいち早くなってもらい、

それを体現してもらわなければ。

選手会長の活躍を心より願う。


そして林が入ったことによって活きてくると思われるのが、

エース大黒。

今まで窮屈な1トップのポスト役という、慣れないポジションで

奮闘していたためなかなか自分の形に持っていけなかったが、

林というターゲットマンが入ることによって大黒という選手の

得意な役割に近くなってくるハズ。

大黒の真骨頂が見られるようになれば、今後のヴェルディに

とってとてつもなく大きな武器となる。



恐らく守りに関してはこれまで同様、ギリギリの粘りで奮闘

するという形になるだろう。ファストディフェンスの形がまだ

しかり出来ていないため、そこそこピンチもあると思う。

鍵となるのは前節良かったルーズボールへの反応。

ここが意識高く出来れば、これまでのように一方的に攻め

こまれるということもなくなるだろう。

富澤などはヤバいシーンのカバーリングなどに関しては

だいぶ安定感が出てきただけに、ギリギリだろうが防いで

もらえることを祈りたい。


そんなわけでこの試合はやはり攻撃面に注目したい。

前述した3人。

この3人がリンクしたとき、必ず得点は奪えるはず。

前に基点が出来れば後も上がりやすくなるし、分厚い

攻撃も可能になるだろう。

そろそろ防戦一方の試合から抜け出したい。



明日は現3位のチームを叩き、一気にチームを乗せること。

これが最も大きなミッションだ。

とにかく明日は結果のみ重視だ。