今日は久々にランドへ練習見学に行って来ました。


午前はペースをじょじょに上げていく持久走。

別メはレアンドロだけでしたが、レアンドロも黙々と走って

いるだけだったのであまり練習内容は変わらなかった

ような。


3チームに分かれて走っていたので、誰が一番かは

わかりませんでしたが、各チームを引っ張っていた

ペースメーカーは、飯尾、レオナルド、藤田、菅原

このあたりでしょうか。常に先頭を走っていて息もあまり

きれていなかった。素晴らしいと思います。


若干遅れ気味だった、というかきつそうだったのは

平本、飯田、船越。

しかし例年の平本を考えるとしっかりペースには着いて

いっていたので、完オフって感じではなかったのかも。

平本は何度もコーチに「今ので(一周)何分ペース?」

と聞いて意欲をみせていたし、飯尾も平本に「行けるって」

としきりに声をかけていたのが印象的でした。

コーチも「ナイス一樹」を声をかけていましたし、今年の

平本、やる気をみせているかもしれません。


GK陣はランニングのあと軽いセーブ練習。

ランニングでは鈴木の速さが目立ちました。

土肥と義成は少々バテ気味で顎が上がっていました。



で、午後はどんな練習をするのかと思っていたら、早速

ボールを使った練習。まずは簡単なパス練。

その後行ったのが3対1での制約付きの鳥かご。

1タッチ→2タッチ→1タッチ→2タッチと交互に繰り返す

のですが、パスを出した選手は逆方向に走るという約束事

が追加されていました。どういうことかというと、受け手が

クロスして動かなければいけなくなるということ。

これは単純だけど相当難しいのは観ている側にも伝わり

ました。選手も相当混乱していた様子。

動き方を気にすると1タッチ、2タッチという流れがわから

なくなってくる。繋ぐことを意識するとクロスして動くことを

忘れる。兎に角難しそうでしたが、これは本当に面白い

練習でした。


今までのヴェルディは、パスを繋げることは上手くても、

外から見ていてもパスコースが読めるというか、ただ単に

パス&ゴーを繰り返しているだけということが多かった

気がします。だから効果的に崩せない場面が多かった。

しかしこの練習の意図するところは、パスを出した後の

動きを変化させることによって、崩しの場面で様々な

ポジションチェンジを生むことだと思う。

あの練習を日常的にこなしていけば、面白いパス回しに

なると思いました。相手は的を絞りづらくなると思います。



その後普通に3タッチまでのリフティングで鳥かごを行い、

3対2の鳥かごへと移行。

今回の制約は、1タッチ2タッチは変わらないのですが、

中のDFの間を通せると、全員一回ずつ2タッチで回しても

いいというご褒美が。難しいところを常に狙わせることで、

どこで仕掛けるのかというポイントの練習になるのかなと

思いました。常にまずは仕掛けを狙って、行けるか行け

ないかの判断を養う感じでしょうか。



そして鳥かごのあとは今度は3人一組でのサイド攻撃の

形の練習。動き方が面白くて、全員が動きなおしを細かく

要求され、尚且つ全員が崩しからクロス→フィニッシュ

まで絡むというなかなかに実践的な練習でした。

今日は2パターンやっていましたが、どちらも実践で

ありえるパターンだと感じましたし、あの形は相手も

守りづらいだろうなと思わせる内容でした。


今までヴェルディはあまりサイド攻撃が上手くありません

でしたが、いきなりこういう練習をさせたということは今後に

希望が見えましたし、高木監督がやろうとしているサッカー

の片鱗が見えたような気がします。


かなり今日は見ていて面白かった。

そして今年行けるかも、と思わせてくれました。

(まだ試合も見てないのに楽観的すぎますが・・・)



最後に今日すごく気になった選手。

それはレオナルド。

さすが岸野さんに鍛えられただけあって体力は相当あり

そうですし、声が凄く出ていた。そしてなにより、難しい

練習の理解度が高く、同組の選手にどう動くか指南する

場面も見られました。まだちょっとした練習観ただけなの

に、これはやってくれそう感が出ていました。


こりゃあ31日のTMも見にいかにゃぁ。



PS,午前午後の間にランド前の丘の湯に行って来まし

たが、いいですねあそこは。今後2部練を観にいく時は

かかさず行こうと思います。