僕はWOWWOWには入っていないので、TBSで放映している
中継しか試合観戦できません。国としてはポルトガルが好き
なんですがねぇ、まぁ試合自体は多分この死のグループが
一番熱そうなのでいいんですけど。
で、死のグループはたいがいの所で混戦が予想されていま
したが、蓋を開けてみればオランダの充実ぶりが目に付く
結果となっています。伝統のベタつきのウイングを配すこと
なく、4-5-1での全員サッカーが目を引きます。
とにかくアタッカー陣が素晴らしい。
全員が個人で決めきれる能力を有し、全員がスペシャルな
何かを持っている。なんせ、控えにファンペルシーや
ロッベンがいて、しかも途中からもれなくでてきては活躍
してしまうんですからねぇ。若手だけでここまで層が厚いと
脱帽と言う他はないです。
まぁ、オランダは毎回層は厚いチームで優勝候補なんです
けど、ここから先は毎度のような勝負弱さが見えなければ、
実力と勢いで一気に優勝をさらってもおかしくはないという
状態。今後が楽しみです。
さて、今のところ2分けで2位のルーマニア。
正直僕は、この死のグループにおいてルーマニアは何気
に厄介なチームなんじゃないかと思っていました。
やはり4カ国の間では最も力が劣ると見られてしまうで
しょうから、マークも緩くなる。こういった状況のチームは、
決めきる能力のあるFWと、献身的な守備意識がある
チームは結果を出すことが多い。そしてこのチームには
ムトゥがいる。薬物使用がなければ、間違いなく今頃は
世界トップクラスのチームでエースを張っていたであろう
選手。ここに来て本調子も取り戻してきているようで、
密かに注目していた人は多いと思います。
もっとも、フランスにもイタリアにも勝てる流れでありながら
結局2分けに終わってしまった。最終戦がオランダである
ことを考えると予選突破は難しくなってきてしまいましたが、
オランダが大幅にメンバー変更をしてくればまだわから
ないですし、最終戦も要注目です。
で、結果の残せていないイタリアとフランス。
どちらのチームも正直、若手とベテランの入れ替え時期に
きていて、結果を出したW杯からだいぶトーンダウンして
いることは間違いないでしょう。
しかしながら、イタリアは未だに核となる若手は出てきて
いないし、フランスはそこそこ若手は出てきているものの、
未だに中心選手となっているのはベテラン陣。イマイチ
若手とベテランの意思疎通が出来ていないような戦いぶり
をみせています。
しかしながら、やはり欧州トップクラスの実力であること
には違いないわけで、ここまで2試合は運に恵まれなかっ
た部分も大きかったと思います。
この最終戦、ルーマニアが負けてくれることを祈りつつ、
確実に勝利を奪わなければならない厳しい状況。
どちらの気持ちが勝るか、何気にこのEUROにおいて
最も白熱した試合になりそうな予感が漂います。
ここまで攻撃的なイタリアが押し切るか、はたまたフランス
の攻撃が噛み合うのか。イマイチ守備の連携で上手く
いっていないように見える両国の戦いは、多分攻めあいに
なるでしょう。てか、ここまで観た感じ決めきれるかどうか
なんでしょうかね。
確実にチャンスのある両エース、トニとアンリが決めきる
ことができるか…。意外に僕は第2エースとなる次点の
FW、ディナターレとベンゼマに一番の決定機が来る
ような気もします。
最終戦、どうなるか。
やはり注目はイタリア×フランスですが、ルーマニアが
モチベ低くなりそうなオランダに勝っちゃっうことも十分
考えられるのでどちらも目が離せない試合となりそうです。
もっとも、僕はその日、仕事で試合みられそうもないん
ですがね…(苦笑)