日曜日にマンUがマンチェスターダービーでコケて、昨日

アーセナルはきっちりと勝利。

いやぁ、シーズン開幕前はまさかここまで急激に結果がついて

くるとは思いませんでした。

ここにきて未だ1敗しかしていない首位!

しかもしっかりとアーセナルのサッカーを遣り通しての首位!

もう今シーズンは見てて楽しすぎますわ。


なんといっても今シーズンの躍進は、アデバヨールの覚醒。

これにつきますね。僕は昨シーズンあたりから、アンリ抜き

でもアーセナルらしい極上のパスサッカーは体現できると

わかってはいたのですが、ことフィニッシャーという点で

物足りなさがあり、ファンペルシーが1シーズン通して出て

くれないと得点力が厳しいなぁと思っていました。


今シーズンの直前に、アデバヨール・ロシツキ・フレブのうち

誰か1~2人でも得点力の部分で覚醒しなければ、アーセ

ナルの強豪復活はないと以前の記事に書きました。

で、今シーズンはその覚醒のための導火線に火をつける

シーズンだと思っていましたし、そこから完全にチームと

して成熟していくのは少なくとも2~3年はかかるかなと

思っていたのですが、いやはやアデバヨールが今シーズン

これほど急激に覚醒するとは予想もつかず、結果という

面でもここまでついてくるという予想は全く出来ません

でした。


まぁ、考えてみればアデバヨールの覚醒という面では

昨シーズン兆候が現れてはいたんですよね。

アンリにおんぶに抱っこでビクビクしながらプレーしていた

アデバヨールが、昨シーズンアンリが怪我がちで出られな

くなるとポストプレイヤーとして機能するようになり、徐々に

ひとり立ちするようになってきてはいました。

元々潜在能力がドログバ級であることは恐らくアーセナル

好きでなくともわかっていたこととは思いますが、それは

一皮も二皮も剥けないと無理だろうと思っていたんです

よね。その作業はきっと時間がかかると。

それがこの極端な変貌ぶり。

やはり潜在能力は高かった。いや恐ろしいくらいに。


やっぱりベンゲルは見る目があるなぁと、毎度思わせて

くれます。アデバヨールなんて、出始めた当初はアンリ

の横にいるお荷物でしたからね。それを根気良く使い続け、

しっかり花開かせた。それは今期同じく花開こうとしている

フラミニにも言える事です。まぁ、フラミニはお荷物ってこと

はなかったですけど。


見る目がある名将は、序盤にファンやサポから批判が出て

も、しっかりと潜在能力の高い選手を見極めるもの。

それはレッズにおいての長谷部しかり、

FC東京においての伊野波や茂庭しかり。

当初はどちらもサポからブーブー言われていたと記憶して

います。それがいつの間にか頭角をあらわしてくる。



ヴェルディにも、そんな選手出てこないかなぁと思って

いるのですが、何気にそこにチャレンジさせられてる選手

がいることに気づきました。しかも大勢の監督から。

そうです、平本くんです。

潜在能力が高いのは分かっていること。

日本人で、あれほどナチュラルなパワーを持ったドリブル

系FWは数少ない。恐らく久保くらいなもんでしょう。

いいものは持っている。あとは覚醒するだけだと、歴代の

ヴェルディ監督たちはこぞって平本を使い続けた。

当然時が経つにつれ、ファンやサポから不満の声が

あがることは大きくなってきました。

今や暖かく見守るというほうが少数派になりつつあります。

僕はどちらかというと未だに期待しちゃってる側ですね。

覚醒したときを夢見てしまうのは仕方ないことだと思って

ます。


しか~し! ここにきて潜在能力をとんでもなく秘めて

いそうなオサマが台頭してきたことで、潜在能力枠の

平本もウカウカしていられなくなってきました。

もちろんタイプは違うけど、オサマの潜在的な能力には

平本と同等かそれ以上の魅力を感じます。個人的に。

二人とも頑張ってほしいなぁ。どっちでもいいから

今シーズン、覚醒してくれれば一気に残留争いなんて

気に留めなくて済むようになると思うのですがね。

がんばれ!

将来的にはこの二人の2トップが見たいぞ!


結局アーセナルからヴェルディの話になってしまった。