J’s GOALで試合後コメントが載っていました。
http://www.jsgoal.jp/news/00058000/00058349.html
広島の社長のコメントを見る限りでは、ペドロビッチ監督は続投のよう
ですね。これは賛否両論出てくるのでしょうが、僕としては英断だと
思います。
今日の試合を見る限り、広島は第1戦の出来を見てとにかく自分たちの
サッカーの原点に帰ろう、自分たちのサッカーをしようという気持ちが
強かったのかなと思いました。ここ数年の入れ替え戦とはやや違った
趣を感じたというか…どうにも広島からは綺麗なサッカーをしようと
しているように見えたんですよね。
確かにいいサッカーをしてはいました。この方法論は間違ったものでは
ないと思いました。が、それは入れ替え戦という何よりも気持ちが全面
に出なければいけなかった試合では通用しなかった。というよりは、
もしかするとチームとしては原点回帰ということでいっぱいいっぱい
だったのかもしれません。
本来広島が負け続けている状態でなければ、今日は広島が爆勝して
いてもおかしくなかったと思います。恐らく前半で2-0にしていたで
しょう。が、勝てていないチームはそれが出来ない。それはどうしても
選手同士のメンタルが連鎖して起こることなので仕方が無いことだと
思います。
ただ、このチームは自分たちのやり方を持っている。
負け続けてもバラバラにならずに、愚直なまでにやろうとするものを
持っている。それは甲府にも言えることですが、甲府は監督が退任
してしまったのでそのサッカーを継続することは難しいかもしれない。
しかし広島は監督が変わらなければ、少なくとも0からの出発では
ないし、しっかりいい部分と悪い部分とを考える材料を持ったまま
J2の戦いへ入っていける。これはチームとしての形を持ったチーム
でなければ出来ないことです。
そもそも、僕は今期の広島は開幕から良いCBさえいれば確実に
降格などという位置にいなかったと思っています。
結果が出なかったから解任、それもひとつの手でしょう。
心機一転、J2からなにかを変えて臨むという手ももちろんある。
しかしなんでもかんでもただ変えればいいってものでもないのもまた
一つの手。
なによりいち早く監督の留任を選手たちに宣言することで、慕っている
選手の残留を促すことができる。
すでにJ2を経験しているチームとはいえ、やはり難しいリーグである
ことは間違いないと思います。広島は間違いなく1年でJ1へ上がらねば
ならないという気持ちで臨むチームのハズ。
なれば選手の流出をまず真っ先に考えねばならない。
いち早く手をうったことで、意外と主力が残る可能性が出てきたのかなと
僕は感じました。実際どうなるかはそりゃわかりませんが。