3-5-2に変更して以降、だいぶ守備が安定してきたヴェルディ。

しかし3-5-2にしてからこれまでも、少しずつ変化が見られる点がある

と思う。個人的に思ったそのへんを少々書き留めておこうと思う。


まず向上してきた点について。

・菅原を中心に、試合を追うごとにただ単にリトリートさせるだけではなく、

 相手の前方でパスカットしてやろうと狙う意識が高くなってきた。


・ディフェンスライン、特にペナルティエリア内でのボールへの喰らいつき

 という点で、粘りが出てきた。(シュートに足を出すなど)


・セーフティファーストを心がける部分がしっかりしてきた。


・相手のカウンター時、奪われた選手か近い選手がすぐボールへ

 チェイスすることで、まずカウンターを遅らせることが出来るように

 なってきた。


ザっとこのあたりかなと思う。

特にいい傾向だと思うのは1番目と4番目。

ここをもっと徹底していく事が次の段階へ進むキーであるように思う。

理想はなるべく高めでボールを獲るということであり、そろそろその段階を

視野に入れてもいい頃ではないかなと思う。そうすればもっと守備も楽に

なるだろうし、もっと攻撃もアグレッシブに行えるようになるはず。


では、反対にルーズ(とはいかないまでも)になってきている部分。

もう一度気を引き締めてほしい点について。

・人数をかけて守れている時、サイドへの対応が少しルーズになりかけて

 いる。


・相手の放り込みや一発カウンターのロングボールに対し、1バウンドさせ

 てしまう時が見られるようになってきた。


・ファーへの走りこみに対してフリーにさせるときがたまにある。


特に1と2は意識するだけで直せる部分。ほんとちょっとした所で失点は

するもので、そういう部分はぬかりなくやっていってもらいたい。


先週の仙台戦で、やっと連敗時の嫌な流れは払拭したと僕は思っている。

だからこそ、その好調を支える部分、ディフェンスの安定についてもう一度

気を引き締め直してほしい。自分たちからまた壊してしまってはもったい

ないし、好調を維持していくためにも必要な作業だと思う。