継続~何故辞めるのか~ | 木津躰道協会 武道上達法研究会京都、奈良支部

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知る人ぞ知る、木津躰道協会卍蹴り道場。躰道や空手、その他思いついた事をつらつらと書いています。主に京都府木津川市、奈良県で躰道と沖縄古伝空手を指導しています。連絡先 090-6663-2999 manji.77369@gmail.com

躰道に限った事ではないが、学校卒業後今まで
やっていた武道やスポーツを辞めてしまう人が
沢山居る。

社会的な環境でやりたくても出来なかったり、
興味を失って辞めてしまう場合がある。

環境的要因は環境が変化すればまた出来る様に
なる場合もあるので、今回は何故興味を失って
しまうのかについて書いてみたい。

一番の原因は目標の消失だと思う。

賦活でやっている時は明確な目標があり、それ
に向けて努力するので、開始から終了までが割
りと明確に設定されている。

しかし卒業等してしまうとこの設定が無くなる
ので、自分で新たに目標を設定し直さなければ
ならない。この時目標設定が出来ていないと惰
性でだらだらとやってしまうか、所謂燃え尽き
症候群の様な状態になって辞めてしまうのだと
思う。

高校野球を例に考えてみると、甲子園に出場し
た選手の中で、一体何人の人間がプロに進んで
いるのか。ほんの一握りの人間だけである。

学生時代に優秀な成績を残した人程辞めてしま
うのはこの燃え尽きに由来するではないかと思
う。

スポーツの場合肉体の最盛期が早くに来るので
過去の自分と比較し明らかに能力の低下が感じ
られた時、興味や目標が無くなってしまうのだ
と思う。

上達を感じなくなった時、練習は苦痛になると
思う。

自分の場合、大学卒業後はまだ試合で勝つと言
う明確な目標があったので、卒業後も練習は続
けていた。また、武術の身体操作にも興味があ
り、競技以外の目標も早くからあったので今ま
で継続して来られてと思う。

多分試合に勝つ事だけを目標に練習をしていた
ら今は辞めているだろうと思う。

何に目標を置くかでその後の意識も違ってくる。

自分の場合武術に目標を置けた事が今日の継続
に繋がっているので良かったかなと思う。