体罰 | 木津躰道協会 武道上達法研究会京都、奈良支部

木津躰道協会 武道上達法研究会京都、奈良支部

知る人ぞ知る、木津躰道協会卍蹴り道場。躰道や空手、その他思いついた事をつらつらと書いています。主に京都府木津川市、奈良県で躰道と沖縄古伝空手を指導しています。連絡先 090-6663-2999 manji.77369@gmail.com

最近のニュースでバスケ部の指導で体罰に
ついての話題が盛んにでているので、自分も
一つ思う所を書いてみる。

中学時代剣道部に所属していたが、一つ上の
先輩がとても嫌な人間だった。同級、下級生全
員から嫌われていたのだからある意味凄いと言
えるが…。

何故嫌だったかと言えば、理不尽な事ばかりを
下級生に要求し、剣道とは全く関係無い事をさせ
る輩だったからである。おかげで剣道が嫌いになっ
てしまったし、高校時代は帰宅部で三年間を過ご
した。その反動で大学時代はクラブ漬けだったが…。

各方面で体罰は無意味と言われているが、全くそ
の通りだと思う。痛めつけて強くなれるのならこん
な簡単な事は無い。

普通に考えて技術の習得に躰を痛めつける事に
一体どんな関係があるの言うのか。むしろ少しで
もやる気の出るような言葉を掛けるあげるなり、小
さな成功を体験させて自信を付けさせる方が余程
意義があるのではないかと思う。

昨年末辺りに77歳の老OBが現役空手部主将に上
段蹴りを貰い他界したニュースがあったが、内容は
同じではないかと思う。

77になって現役の稽古に口出しして諸に反撃を食らっ
ているようでは武術家失格だと言いたい。技量も無い
者が指導をするのはいかがなものかと言いたい。

未だ体育会がある種の馬鹿の集まりと揶揄される状
況が変化しないのはこの様な馬鹿げた指導が続いて
いるからではないだろうか。