こんばんは。

当ブログにお越しいただきありがとうございます。

ナカヤ　カズヒロと申します。

現在、大阪にて易占業を営みつつ、タオと陰陽五行の研究に親しんでおります。

どうぞよろしくお願いします。

今日も、願望実現や目標達成に役立つ心理学ということで、引き続きエリクソンの手法についてお話しします。

前回の記事で、ほとんどの人たちは人生をより良くしたい、変化したいと望んでおり、エリクソンの手法はそのために役に立つということをお伝えしました。

ところが実際に体験した人たちの変化があまりにも急激であったため、まわりがびっくりして問題視するようになったのですね。

また、同じ頃に流行ったマルチ商法もエリクソンの手法を使っていましたが、これはあくどいやり方として問題になりました。

というのも、エリクソンの体験者は初めの頃は情熱の塊のような状態ですので、まわりにも「優れた良い商材」を強引に勧めてしまいます。

「時間をおいて、落ち着いて」を取り入れないので、人間関係もこじれますし、社会問題になっていったのも仕方がありませんでした。

あと、新興宗教も信者の勧誘にエリクソンの手法を取り入れていました。

とにかく90年代は前半まで、つまりオウムの事件が起きる95年まで、ネコもシャクシもエリクソンセミナーで、洗脳天国だったのです。

そして20代だった私が参加したのも、このエリクソンの手法を使ったセミナーでした。

当時はさまざまな会社の従業員も、社命でセミナーに参加させられていたりしました。

というのも、セミナーに参加することで仕事に対するモチベーションが上がり、前向きに働けるようになるからです。

セミナーの進行役であるリーダーの人の能力も大したもので、100人くらいのセミナー参加者の名前と、家族関係と構成、さらにはそれぞれ子供の名前と年齢まで憶えていたのには驚きました。

つまり、本気で取りかかれば全員分覚えられるということを証明していたのです。

このように、エリクソンは同じ臨床心理学グループの中でも洗脳の要素が強いと言えます。

但し善悪でジャッジしなければ、思い込む力を強めるので、願望実現や目標達成には有効です。

エリクソンの技法は、目標達成のモチベーションを保つことと本気で取りかかるコミット力の上げ方にかけては群を抜いています。

他の臨床心理学がツルハシでえっちらおっちら土を掘るなら、エリクソンのワークはブルドーザーを使うような勢いです。

そのため、当時は夢を叶える最新の方法だったのですね。

ただ、私にはこの力まかせなやり方は合いませんでした。何せ人間が適当でしたから（笑）。

その一方で、セミナーワークにはまっている人達を少しうらやましく感じていたのも事実です。

だって、人生で迷いのない状態を体験できるのですから！！

とにかくあれは良い勉強になりました。

ということで今日も、願望実現や目標達成に役立つ臨床心理学ということで、エリクソンの手法についてお話しさせていただきました。

どんな知識も手法も、使う人の意識や使い方しだいで良いものにも悪いものにもなります。

だとすれば、自分や他者の人生を良くしていくために活用していきたいものですね。

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本日も最後までお読みいただきありがとうございました。

また明日お会いしましょう。

願望実現や目標達成に役に立つ臨床心理学 その2