おじいさんおばあさんは 男の子をゆず太郎と名付けました
ゆず太郎はラーメンばかり食べました
一杯食べれば一杯だけ三杯食べれば三杯だけ大きくなりました
そして立派になったゆず太郎はある日言いました
私は立派なラーメン職人になっておじいさんおばあさんに恩返しをします
猿が悪徳不動産屋の顔を引っ掻くと
こりゃたまらんと逃げ出しました
こうしてラーメン屋はゆず太郎たちのものになりました


ゆず太郎はラーメンの研究に励みました
ある日 ラーメンの仕上げに
自分の頭をおろし金ですりました


すると食べた人は

こんなラーメン食べたことない!と大絶賛です
ゆず太郎のラーメンは評判になり
テレビ取材や出資の話がひっきりなしに来るようになり大繁盛しました
大繁盛したのでゆず太郎ラーメンを全国展開しようという話になりました


島の人々はゆず太郎を大歓迎しました
ゆず太郎さんおかえりなさい!
ゆず太郎さんは島の誇りです!


ゆず太郎の涙を水筒にいれました
とても良いゆずの香りがする涙でした
ゆずの涙は商品化されました
爆発的 大ヒット商品になりました



そして病気になってしまいました
おじいさんとおばあさんは必死で看病しました
ようやく元気になったゆず太郎は
おじいさんおばあさんに感謝をし、
3人で幸せに暮らしました

ママは違うよ
病気になったゆず太郎は
おじいさんおばあさんの必死の看病の甲斐もなく死んでしまいました


現在の
ゆで太郎になりました
おしまい



2022冬至の記録
おしまい