お受験のとき
黄色い帽子がお似合いよ
は侮辱用語でした。
受験モードで突っ走っていた頃
黄色い帽子だけは被らせたくないと思っていたのは
事実です。
自分へ何度も刷り込みしていたものは
悲しいけど簡単に拭えないんですね。

だから入学式に黄色い帽子を手にとったとき

ほんとになんてまっ黄色なんだろう
と、気持ちが曇りました。
黄色い帽子に罪はないんだけども。

ほんとに真っ黄色
見れば見るほど黄色い
こんな人工的に黄色いもの、ピカチュウとドクターイエローくらいだよね。ピガッ

でもね黄色い帽子の存在感はすごいね。
50メートル先からでも 
わかっちゃう。

あそこに一年生がいる!と
僕たちここにいるよー!と

だから、いいんだ。これでいい。
いいんだよ。いいんだ。これで。
黄色い帽子でいい。


黄色い帽子でよかったと
振り返って思いたいよ。