こんなところからでも、社会を変えたいと思っていた。 | まわりから『ありがとう』と言われて、生きていきたい

こんなところからでも、社会を変えたいと思っていた。

読売新聞の本日の夕刊。

トラックの業務改善。

夢のひとつが、叶い始めた。

卸売流通として、配送問屋を経営してきた。
52年間。

仕入れ販売の小売業からの
数々のびっくりするような発言に耐えてきた。

その最たるものが『全国無料配送』

この店は、このデパートは、このスーパーは、
なんという不勉強なのだ、とがっかりした。

単なる商品本体の値引きでしかない施策であることは、
もちろん、誰にでも、わかることだが、失礼にもほどがある。

物流を担う私たちの存在を無価値と定義するような文言に、
消費者として対面した際に、何度も折衝した。

運賃を払うから、本体価格を値引きしてくれ、と。

受け入れてくれた小売業は、1件も、なかった。

僕のチカラでは、変わらなかったけれど、
世の中が、少し、理解し始めたことを
とても、嬉しく感じる。

流通業の皆さんの苦労が、正当に評価される日のくることは、
僕の夢のひとつだ。