課題からの解放(金、時間、人間関係)
22歳。
こんな自分にお金をくれる人なんかいるのだろうか?
そんな恐怖も持ち合わせながら、勤め人として社会に出た。
世の中にとって価値あるものとして、
売りたいものは、あった。
自分の中の正しさに、生きた。
金と保身のために、
自分の言っていることと、自分のやっていることの違う人。
周りにいる、その人たちとの間に吹くすきま風。
27歳。
父に三つ指をついて父の会社に入れていただく。
リーダーとして、人の心を支えられる人になりたかった。
現場の人の心に寄り添える人になるためにも、
現場で、働きに、働いた。
バブル崩壊後だったが、
創業以来の最高益をたたき出し続けた。
業績により、会社の中での地位は築いた。。。が、
現場の誰よりも、現場業務に長けた
プレイングマネージャーになってしまっていた。
34歳。
望む姿ではなかった。
そして、
リーダーとして、人を支える人になりたかったが、
人を見下す人間に、なり果ててもいた。
良かれと思って、かける言葉の選択が、ズレてきた。
社内での人間関係に亀裂が走り、仕事が回らなくなってきた。
自分の中の正しさは、相手の思う正しさとは一致しない。
そのことを頭では理解できたが、言葉の選択を変えられなかった。
もがいた。
失敗と失敗と失敗と成功を繰り返した。
正しさよりも人間関係を優先する。
目指すリーダー像として、
サラリーマン時代から公言していたが、
実行していない自分に気づいた。
44歳になっていた。
気づかせてくれたのは、大きな夢。。。
いや、絶望感。。。だった。
49歳。
52年続いた会社を閉じることになった。
公言していたことを実践できるように、
心の持ち様と、コミュニケーションスキルを学んだ。
50歳。
いたわり。公正。誇り。
子どものころから、大切にしてきたことにも、
耳を澄ませた。
公言の実践に努めた。
自然体で実践できるようになるまで。。。
54歳。
今も、もちろん、『お努め』中。
人間だもの。
(*^_^*)
そして、自分の欲求の『ど真ん中』をみつけた。
『やりたくないことは、やらない』。。。だった。
今、この『ど真ん中の欲求』が満たされている。
誰かの命令を受けることもない。
誰かに命令することもない。
金に縛られることもない。
時間に縛られることもない。
もちろん、やらなければならないことは、あるけれど、
それは、自分の心が、『やる価値がある』と、
言ってくることばかりだ。
大切な人たちとの人間関係も良好だ。
今、幸せ。