学歴学習歴から人は何を見出すのだろう努力歴?
ある新聞のあるコラムに、
水泳の古橋広之進さんの記事が、ありました。
大学を卒業して、就職をする際、
社長から、
「『フジヤマのトビウオ』という名声が欲しいのではない。
その名が付くまで頑張った君が欲しいのだ」
という言葉に共鳴して・・・・・
その会社に就職しました・・・
と、書いてありました。
すばらしいと思いますよ。
でも、どうなのでしょう。
努力をした結果が、赤の他人からみても、
『結果』として、明確に現れ、
高評価を得られる・・・。
そのような人が、どれほど、いるのでしょうか・・・
ほとんどの人が、奮闘努力の甲斐もなく、
平凡な記録に終止してしまったのではないでしょうか。
ユーミンさんの歌で、『NO SIDE』
という歌が、ありますね。
学生ラグビーの歌ですね。
『同じゼッケン、誰かが、つけて、また、次のシーズンをかけてゆく』
『人々が、みんな、立ち去っても、私、ここにいるわ』
『人々が、みんな、あなたを忘れても、ここにいるわ』
世界に名声が轟かなくても・・・・・
評論家から高い評価を得られなくても、・・・
この人、・・・・・
そう、この歌に出てくる『あなた』も『私』も、
十分に、立派だと思います。
赤の他人は・・・・・
赤の他人だからこそ、
言っても仕方ないのことなのだけれど・・・・・
努力の結果が『華』となった人のすばらしさを愛でるだけではなく、
きっと、同じ努力、いえいえ、努力は、それ以上かもしれない・・・
でも、『華』とは、縁がなかった人の姿も、愛でることができる・・・
そんな、眼力を持とうよ!
そんな眼力を持てるような心を持とうよ。
とても、難しいことかもしれない・・・
他の人とは、違う評価になるかもしれない。
でも、
『たったひとりが偉いんだ』
という、
堀越千秋さんのお父様の言葉にこそ
【mani】は、共鳴します。
みんなで、一緒に、行動するなんて、
案外、簡単なこと!!
みんなとは、違っていても、
自分の信じた道を、歩ける。
一人ぼっちでも、
我が手にとれる、たった一灯の篝火でも・・・
叡智の光を携えていると
信じて歩き続けられる・・・
そんな人こそ・・・、すばらしい。
それにしても、先の社長さん。
成功者へのプロモーションとしては、悪くないけれど、
『結果』の出なかった、多くの純情な頑張り屋さんには、
どう、プロモートするのだろう。
組織だって、
『歩のない将棋は、負け将棋』
なのに・・・・・
『琴になり、下駄になるのも桐の運』
という江戸川柳 ♪
胸に沁みるなぁ~。
えっ、
『力がなければ、正義も半文の価値しかない。』
徳富蘇峰さん!
そりゃそうだけれど・・・
これは、あなたのように、
『違いのわかる人』だけが使える戯れ言ですよ (笑)