日本航空初代ジャンボの天測窓
もちろん、オリジナルのジャンボジェットの操縦席には、
天測窓なんて、ついていません。
でも、日本航空の初代ジャンボには、ついていたそうです。
ZERO FIGHTER の操縦桿を握っていた人が、
航行の安全のために、絶対に、必要だと言って、
譲らなかったそうです。
そして、『真珠湾』を戦った彼が、
『真珠湾』を『成功できる作戦』とすることができた理由を、
こう、述べているそうです。
『遠路、空母へ帰還する練習を、何度も、したから』と。
満足な航行支援システムもない状態では、
最後は、やっぱり、天測の能力で決まるんだそうです。
私は、ふたつの点で、感心しました。
ひとつは、『作戦』の成否は、
やはり、『作戦』前の的を射た訓練によって、
『作戦』前に、決定していたのだ、
ということ。
この『訓練』なしには、『作戦』の成功は見込めず、・・・
結果、通常は『不可能な作戦』と想像されたから、
まがりなりにも、『奇襲』と、なり得た。
というわけですね。
アメリカが、もしかしたら、事前に、把握していた、
開戦の詳細情報も、『作戦的可能性の低さ』によって、
『埒外』とされたのかもしれませんね。
飛んで来られたとしても、帰艦できない作戦は、
戦術として、採るはずがない、と・・・・・。
そして、ふたつめ。
マーフィの法則を適用すれば、
今でも、天測に頼って、航行せざるを得ないジャンボは、
存在し続けざるを得ません。
そう、あなたがボーディングするAIRも、
例外では、ありませんよ (*^-^*)
最後は、マニュアル(手動)に頼るシステムの堅牢さ!
最近は、これを見失っているシステムが多過ぎます。
マニュアル、メカニカル、エレクトロニック
この3つ。
あなたは、どう使います?
どれを、どれくらい、どんな時に、使います?
使えるようにしておきます?
人として、組織として、システム構築者として!!
さて、これは、次回に!
蛇足
昨年、ハウステンボスに行ってきました。
その際、撮った針尾無銭塔と西海橋(たぶん)です。
ここから、あの戦争の火蓋が、切られました・・・
今や、西海橋は、1億円のトイレで有名になりました。
福岡から出店してきている鯛焼き屋さん・・・絶品です。
月日の流れですね・・・