権限の委譲 | まわりから『ありがとう』と言われて、生きていきたい

権限の委譲

私が営業部長をしていた時・・・・・、

社長に相談に行きました。

私  : 『かくかく、しかじか、ありまして、・・・』

社長 : 『で、あなたは、どうしたらいいと思うの?』

私  : 『私は、こうすべきかと・・・』

社長 : 『じゃあ、そうすればいい』

     『覚えておいてね。』

     『今の営業現場のことに関する判断では、

      あなたの判断は、私の判断より、【マシ】、

      でなければ、困るのよ』

     『たとえ、

私の意見と、あなたの意見が食い違った時にも、

      責任は、私でも、

判断の決裁権は、【あなた】に、あります』

     『従業員人事の総帥権は、【私(社長)】に、あります』

     『どうしても、あなたの意見を採用したくなければ、

      私(社長)は、あなたから、

その職務権限を奪うことにより、

業務を直接管掌して、

   あなたの意見を抹殺することは、できます』

     『でも、それ以外の方法では、

権限を委譲した業務に関し、

      私(社長)の意見を通す方法は、ありません』

     『社長の越権行為になります』

     『権限を委譲してある業務に関し、

上職者ができることは、

         過去の経験談を語ること、

関連の部署の現状を、判断材料として

提供すること。

それだけですよ』

部長になって、一週間も経たないうちに、

社長から、言われました。

平成元年の、あの日、・・・・・